コンビニnews|2月既存店/ファミマ1.5%増・セブン0.9%増・ローソン0.1%減
コンビニ大手3社の2月業績が発表された。
■セブン-イレブン・ジャパン
既存店の客数は99.6%と前年を下回ったが、客単価が101.3%で、既存店売上高は前年同月比100.9%と辛うじて増収だ。チェーン全店の売上高は104.2%。2月末時点で店舗数は2万0876店。
■ファミリーマート
既存店売上高は前年同月比101.5%。客数は100.2%、客単価は101.3%。チェーン全店の売上高は100.8%だ。ファミリーマート(プロパー)の国内店舗数は、2月末時点で1万5513店。2月は107店の出店と、1店のブランド転換を行った。一方で、319店舗を閉店した。
2月も引き続き、惣菜・冷凍食品を始めとする「お母さん食堂」シリーズの拡販に努めたことと、バーコード決済PayPay、LINE Payのキャンペーンによる集客効果があって、既存店売上高は101.5%と4カ月連続で前年をクリアした。中食については、好調に推移した惣菜のほか、おむすびや弁当等が他カテゴリーのマイナス分をカバーして、おおむね前年並みとなった。また、タバコは前年実績を1%程度上回った。
■ローソン
2月の既存店は、客単価は101.8%だったが、客数の98.2%が響き、既存店売上高(チケット・ギフトカード等は除く)は99.9%と前年を下回った。全店では前年比110.0%。
米飯商品は、「悪魔のおにぎり」や人気No.1の具材であるシーチキンマヨネーズを使った「おいしい玄米にぎり シーチキンマヨネーズ」などのおにぎりが売上げを牽引した。調理麺は、パスタ、「煮干し醤油ラーメン」が伸長した。また、日配食品、冷凍食品も好調だった。
フランチャイズ店舗を含む2月末時点の店舗数は1万4659店。出店は113店舗、閉店が63店舗だった。
フランチャイズ加盟店にとって一番大事な既存店売上高前年同月比は、
ファミリーマート101.5%、
セブン-イレブン100.9%、
ローソン99.9%。
いつも、ずっと、トップ独走だったセブンが集団の中に巻き込まれてきた。