サツドラnews|第3Q売上高634億円7.7%増・経常利益30%減の増収減益

サツドラホールディングス(株)(札幌市北区、富山浩樹社長)が2019年5月期の第3四半期の決算を発表した。

売上高634億0500万円(前年同期比7.7%増)、営業利益3億5600万円(32.7%減)、経常利益3億7700万円(29.9%減)、純利益6200万円(70.5%減)で増収も大幅減益だ。純利益が大きく落ち込んでいるのは、北海道胆振東部地震による特別損失を1億0700万円計上したことによる。

営業利益率と経常利益率はともに0.6%。

同グループは、「第2創業期」と位置付け、ドラッグストア事業を中心にマーケティング会社やIT関連会社をグループ化している。リアル店舗を持つ強みを活かしながら、既存事業の拡充と新規事業によってグループの成長を目指す中期経営計画を策定している。その成長戦略は、強固なリージョナル・チェー ンストアづくり(積極的出店)、リージョナル・プラットフォームづくり、アジアン・グローバルへの発信、デジタルトランスフォーメーションだ。

積極出店ではドラッグストア10店舗を新たに開設した。一方で3店舗を閉店した。2月末時点の店舗数は、道内にドラッグストア176店舗、調剤薬局9店舗を展開している。

差別化戦略では、新しいブランドコンセプトによるプロトタイプ1店舗をリニューアルオープンさせている。この店舗ではオリジナルブランド商品約400SKUを扱っている。

またドラッグストアと食品スーパーマーケットを融合した「サツドラICHIBA」は2店舗出店した。この店は、通常のドラッグ商品に加えて、青果・鮮魚・精肉・惣菜を取り扱う。

インバウンドフォーマットの店舗も新たに6店舗出店した。1店舗を閉店して、現在は27店舗を運営している。

2017年8月に「台湾札幌薬粧有限公司」を設立した台湾では4店舗を運営している。

期間末の当社グループの店舗数は、国内215店舗、国外4店舗となった。

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