ベルクnews|’19年2月期年商2255億円6.7%増・経常利益4.1%増の好調

(株)ベルク(埼玉県鶴ヶ島市、大島孝之社長)が2019年2月期決算を発表した。

営業収益は2255億2300万円(前年同期比6.7%増)、営業利益98億1800万円(3.1%増)、経常利益103億7000万円(4.1%増)、当期純利益65億7100万円(4.2%減)だ。2020年2月期に閉店が決定している店舗を減損損失と店舗閉鎖損失引当金繰入、また収益性の低い1店舗の減損損失を特別損失として計上したことで純利益はマイナスとなった。

営業利益率は4.4%、経常利益率は4.6%と、スーパーマーケットでは高い利益率を確保している。

販売政策では第1に、ポイントカード販促とチラシ価格の強化を行った。第2に、2018年8月にスマートフォンアプリ「ベルクアプリ」をリリースした。第3に、生活催事に合わせた売場づくりと品切れの削減、接客レベルの向上を図った。また、高齢者に対する買物支援の一環として、引き続き移動スーパーも展開している。

商品政策では、産地からの商品調達、直輸入商品の開発を積極的に行った。また、新たなブランド「くらしにベルクkurabelc(クラベルク)」を立ち上げた。

店舗運営では、LSP(作業割当システム)の定着、適正な人員配置、省力器具の活用による効率的なチェーンオペレーションを進めた。またサービスレベルを向上させるため、各種研修プログラムの充実を図り、従業員教育の強化にも取り組んだ。

これらの基本的な政策の徹底が好成績につながっている。

2018年5月に「フォルテ寄居店」(埼玉県大里郡寄居町)、6月に「鎌ケ谷富岡店」(千葉県鎌ケ谷市)、10月に「フォルテ間々田店」(栃木県小山市)、11月に「藤岡店」(群馬県藤岡市)、2019年2月に「狭山入間川店」(埼玉県狭山)の5店舗を新規出店した。その結果、2019年2月末現在の店舗数は111店となった。

2018年4月には前連結会計年度における売上高が2000億円を超えたため、「売上2000億円達成記念セール」を開催している。

次期は、営業収益2309億9600万円(2.4%増)、営業利益100億0100万円(1.9%増)、経常利益105億1300万円(1.4%増)、親会社に帰属する当期利益69億6800万円(6.0%増)を見込んでいる。

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