カワチ薬品news|’19年3月期年商2649億円1.2%減・経常利益9%減
(株)カワチ薬品(栃木県小山市、河内伸二社長)が2019年3月期の本決算を発表した。
売上高2649億2600万円(前期比1.2%減)、営業利益38億8600万円(15.0%減)、経常利益55億1700万円(9.0%減)。また、特別損失に減損損失15億3500万円を計上したことにより、純利益は20億1600万円(47.9%減)となった。減収減益だ。
営業利益率1.5%、経常利益率2.1%。
同社グループは、強固なエリア基盤構築を目的としてドミナントエリアへの出店を進めてきた。また競争激化に対応するために、販売価格や品揃えの見直しを図る一方で、健康や美容に関するカウンセリング機能を強化して専門性を高めてきた。
部門別の内訳は、医薬品450億7800万円(0.8%減)、化粧品231億0200万円(1.7%増)、雑貨742億6600万円(2.3%減)、一般食品1224億7800万円(1.3%減)で、化粧品が唯一前年を上回った。
新規出店は、茨城県、栃木県に各2店舗、岩手県、秋田県、福島県、千葉県、に各1店舗の計8店舗を出店した。調剤薬局は既存店に併設する形で、宮城県に2局、福島県、茨城県、栃木県、千葉県に各1局の計6局を開設した。
一方で、北海道2店舗、茨城県1店舗を退店して、調剤薬局は千葉県で1局を閉局した。これによりグループの店舗数は334店となった。その内、調剤併設は111店だ。
2020年3月期は、売上高2670億円(0.8%増)、営業利益48億円(23.5%増)、経常利益64億円(16.0%増)、純利益41億円(103.3%増)を見込む。