バローnews|’19年3月期年商5659億円4%増・経常利益7.7%増の増収増益

(株)バローホールディングス(岐阜県恵那市、田代正美会長兼社長)は、2019年3月期の本決算を発表した。

営業収益5659億3100万円(前年同期比4.0%増)、営業利益142億1000万円(5.5%増)、経常利益160億9100万円(7.7%増)、当期純利益79億1000万円(4.5%増)の増収増益だ。年度末3月31日時点のグルー プ店舗数は880店舗。

営業利益率2.5%、経常利益率2.8%。

スーパーマーケット事業の営業収益は35331100円(2.1%増)、営業利益は943300万円(10.8%増)。中核の(株)バローの既存店売上高は前年同期比で0.6%減少したが、前期から当期にかけて開設した店舗や、連結業績に加わった(株)フタバヤと三幸(株)が寄与して増収となった。

店舗展開は、6店舗を新設して、リロケーション・業態転換に係る3店舗を含む計8店舗を閉鎖した。

バローは、商品の魅力で商圏を拡大し、地域シェアの向上を図るために26店舗を改装した。また、シェアが十分に獲得しきれていない地域では、第3四半期から中型店舗の改装にも着手して商品構成の改善を図った。

惣菜部門は、2018年9月に初めての路面店として開設した惣菜専門店「デリカキッチン星ヶ丘店」に続いて、2019年3月に「デリカキッチン尼ケ坂店」を愛知県の鉄道高架下に開発された商業施設内に出店した。

滋賀県で3店舗を展開するフタバヤ、富山県で8店舗を展開する三幸の子会社化で、期末の店舗数は合計290店舗となった。

ドラッグストア事業の営業収益は12778100万円(8.3%増)、営業利益は348800万円(37.8%増)の増収増益で好調だ。

愛知県・岐阜県を中心に26店舗を新設した。一方で、8店舗を閉鎖した。これにより、年度末の店舗数は379店舗(うち調剤専門薬局38店舗、調剤薬局併設49店舗)となった。2019年3月には調剤専門薬局を除く全店で、7社のQRコード決済サービスを導入した。また、2018年1月には(株)ココカラファインとの業務提携契約に基づいて、商品の共同販売・販促にも取り組んだ。 既存店売上高は3.8%増加した。

ホームセンター事業の営業収益は5517300万円(3.0%増)、営業利益は261600万円(21.7%増)の増収増益。既存店売上高が前年同期比で0.9%増加した。建築資材や工具・金物、自動車タイヤの交換などが売上げを伸ばし、前期に子会社化した(株)ファーストも好調に推移した。店舗数の増減はなく36店舗を展開している。

2020年3月期の業績予想は、営業収益6600億円(16.6%増)、営業利益166億円(16.8%増)、経常利益183億円(13.7%増)、純利益90億円(13.8増)としている。

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