ベルーナnews|’19年3月期1776億円9.9%増、配送料値上げも化粧品通販好調
ファッション通販大手の(株)ベルーナ(埼玉県上尾市、安野清社長)の2019年3月期は、売上高1776億4800万円(前年同期比9.9%増)の増収だ。
営業利益はDMや商品の配送料値上げ、ホテル開業費用などのコストがかさみ、120億0500万円と7.7%の減益だ。ただ、為替関連損益が大きくプラスとなり、経常利益は153億0900万円(15.6%増)、純利益は103億4300万円(7.0%増)の増益で終了した。
営業利益率は6.8%、経常利益率は8.6%。
主力とする総合通販事業・専門通販事業・店舗販売事業・プロパティ事業の4事業を強化した。総合通販事業は配送料値上げなどの影響により、売上高は776億0300万円(1.3%減)、セグメント利益は38億1600万円(10.5%減)の減収減益。また専門通販事業は、(株)ベストサンクスの事業縮小や配送料値上げなどの影響があったが、化粧品事業を中心に好調に推移し、売上高478億5200万円(4.0%増)、セグメント利益は32億6000万円(22.4%増)。
店舗販売事業は、さが美グループホールディングス(株)を新たに連結グループに加えたことで、売上高は97.3%増の281億4600万円となった。一方で、新規出店費用増から、セグメント利益は10億円(13.6%減)の減益だ。