アインnews|’19年4月期売上高2756億円増収・調剤報酬改定で経常2割減

(株)アインホールディングス(北海道札幌市、大谷喜一社長)が2019年4月期決算を発表した。主なビジネス領域はアイン薬局のファーマシー事業と、都市型セレクトショップのドラッグストア「AINZ&TULPE(アインズ&トルペ)」などのリテール事業だ。

売上高は2755億9600万円(前年同期比2.7%増)、営業利益160億6700万円(18.1%減)、経常利益166億3700万円(17.3%減)、当期純利益90億2900万円(14.6%減)と増収減益だ。

営業利益率5.8%、経常利益率6.0%。

ファーマシー事業の売上高は2450億0300万円(2.7%増)、セグメント利益は183億3100万円(19.1%減)。「かかりつけ薬剤師・薬局」として施策を打つも、2018年4月の調剤報酬改定から調剤部門の利益が落ち込んだ。

(株)コム・メディカル(新潟県三条市)や土屋薬品(長野県長野市)を子会社にした。グループ全体では157店舗を出店し、54店舗の閉店。グループの薬局総数は1132店舗となった。

「アインズ&トルペ」のコスメ&ドラッグストア事業(リテール事業)の売上高は252億1000万円(4.5%増)、セグメント利益は9億7200万円(48.0%増)と、売上構成比率は低いものの、こちらは伸長した。

首都圏への出店とともに、関西圏への出店も再開した。既存店の改装によるMDの強化が功を奏し、既存店売上高は前年を上回った。また、オリジナルブランド「リップス&ヒップス」「ココデシカ」を積極極的な展開と仕入れの見直しが増益につながった。アインズ&トルペ東池袋店をはじめ、7店舗を出店し、1店舗を閉鎖し、コスメ&ドラッグストアは54店舗となった。

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