ニトリnews|第1Q 1673億円6.1%の増収増益/家具・インテリア牽引
(株)ニトリホールディングス(東京都北区、白井俊之社長)が2020年2月期第1四半期の業績を発表した。
2019年2月21日から5月20日までの売上高は1673億3200万円(前年同期比6.1%増)、営業利益304億3100万円(±0)、経常利益307億2200万円(0.1%増)、純利益は203億4800万円(3.2%増)の増収増益だ。
発送配達費は増加したが、広告媒体を紙面媒体からWEB媒体へ転換したことによって広告宣伝費が減少したことで、販管費は計画通りに推移した。
営業利益率18.2%、営業利益率18.4%と製造小売業だけに高い数字だ。
家具・インテリア用品販売事業の売上高は1641億6100万円(6.3%増)。キッチン用品や家電、ソファ、ベッドルーム家具が売上げを牽引した。
新生活向けの家電として、2019年度は静かな運転音と中が見えるガラス蓋が特徴の「全自動洗濯機」を自社開発している。また、より安く、安定した品質の商品を提供するために、ベトナムの「バリアブンタウ工場」で、織り・染め・縫製の工程を有するファブリック事業を開始する。
物流面では、埼玉県白岡市の物流センター「関東DC」と兵庫県神戸市の「関西DC」間の「コネクトエリア浜松」で、中継輸送を行った。輸送業務と荷役作業を分離し労働時間を削減することでドライバー負担を軽減した。
国内ではデコホームを中心に10店舗出店して、計515店舗となった。海外では、台湾に2店舗、中国で1店舗を出店した。これにより台湾33店舗、米国3店舗、中国38店舗の計74店舗を展開する。5月20日時点の国内・海外の合計店舗数は589店だ。
2020年通期の売上高は6430億円(5.7%増)、営業利益は1040億円(3.2%増)、経常利益は1060億円(2.9%増)、純利益は715億円(4.9%増)を見込む。