イオン北海道news|第1Q 売上高463億円の微増収、統合準備コスト増で減益

イオン北海道(株)(札幌市白石区、青栁英樹社長)が2020年2月期の第1四半期決算を発表した。

売上高463億1400万円(前年同期比0.1%増)、営業利益18億5000万円(1.6%減)、経常利益18億1000万円(2.3%減)、四半期純利益12億2000万円(1.3%減)の増収減益だ。

営業利益率4.0%、経常利益率3.9%。

第1四半期の3~5月は食品部門が前年同期比100.3%と9期連続の増収だ。また婦人衣料が3カ月連続で前年をクリアして衣料品部門全体の回復傾向にある。

利益面では、マックスバリュ北海道(株)との統合準備コストなどにより一般費が前年同期比108.7%となったが、販売費を前年同期比98.3%に削減したことで、販管費は100.8%に抑えられ、計画通りと見ている。

既存店売上高は前年同期比104.3%と伸長した。


イオン北海道サイクル2019動画より

初めての10連休と改元のお祝いイベント「令和祝祭」ではアウトドア関連商材の売れ行きがよく、対象期間の売上高は衣食住すべての部門で前年を上回り、前年比105.8%と大きく伸長した。また、日本各地の食材を提案する国内フェアでは、四国フェアの売上高が前年比100.8%と伸長した。この二つの施策が食品部門の売上増に寄与した。

健康志向の高まりに対応したヘルス&ウエルネス商品の品揃え改革も進み、とくに衣料品では婦人衣料のアスレジャー、住居余暇部門では枕やマットレスなどが売上高を牽引した。対象商品の売上高は前年同期比103.2%と2年連続で好調に推移している。

専門店化への取り組みでは、「サイクル」を強化した。インターネットショップ「eショップ」での展開を新たに開始し、同社オリジナルの電動自転車を強化。「店舗受取サービス」もあって、売上高は前年同期比103.0%と伸びた。また「トラベル」では、キャリーバッグを開発するなど商品提案に注力したことから、前年同期比105.8%と伸長した。

小型スーパーのまいばすけっと事業では、5月に札幌都心の新築マンション内に新店をオープンしている。

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