イオン九州news|第1Q 営業収益534億円1.9%減、収益改善

イオン九州(株)(福岡市博多区、柴田祐司社長)が2020年2月期の第1四半期決算を発表した。営業収益534億3900万円(前年同期比1.9%減)、営業損失7億9000万円(前期は11億9800万円の営業損失)、経常損失6億1400万円(前期は10億3100万円の経常損失)、四半期純損失4億8700万円(前期は8億2100万円の純損失)。赤字幅は縮小している。

主力の総合小売業の売上高は436億0100万円(2.2%減)。店舗数は5月末で51店舗。

2月に土地・建物を取得したイオンショッパーズ福岡店は、4月25日に1階から4階の商業施設部分をイオン九州の店舗としてリニューアルオープンした。当初予想を上回る業績で推移している。また3月にイオンモール福岡伊都(福岡市西区)をリニューアルオープンしている。

商品政策では、価格志向に対応するために3月に食料品・日用品のナショナルブランドを中心に値下げ施策を実施。またイオンのPB「トップバリュベストプライス」の品揃えを拡大した。これにより既存店の食料品売場の客数は前年同期比100.4%、買上点数は前年同期比100.3%と伸長した。

ホームセンター事業の売上高は45億2000万円(3.9%減)。店舗数は33店舗。3月~4月は天候不順から園芸用品を中心に売上高は伸び悩んだ。5月は、気温の上昇とともに園芸用品、アウトドア用品が好調に推移したことで、既存店売上高は前年同期比105.6%と伸長している。

既存店改装は3月のホームワイド早岐店(長崎県佐世保市)で行い、ペット・ガーデン売場を拡張した。

なお、戦略小型店事業部では、新たな都市型小型店モデルとして、5月にパンと惣菜の売場を併設した「ニコキッチン六本松店」(福岡市中央区)を出店している。

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