イオンnews|11月度は主力GMS事業はじめ14社中7社で既存店前年超え
イオン(株)(千葉市美浜区、岡田元也社長)の主要14社の11月度業績が発表された。
「お客様感謝デー」は前年が火曜日と金曜日だったのに対して、今年は水曜日と土曜日だった。また、土曜日が前年より1日多かった。消費税増税後の駆け込み需要の反動は少し落ち着いたようで、イオンリテール(株)(千葉市美浜区、井出武美社長)100.9%、イオン北海道(株)(札幌市白石区、青柳英樹社長)101.7%、マックスバリュ(以下、MV)北海道(株)103.2%、MV東海(株)101.1%、ミニストップ(株)106.1%、ウエルシアホールディングス(株)102.5%、コックス(株)106.0%の7社で既存店が前年を上回った。
主力の総合スーパー(GMS)事業では、前年を下回ったのはイオン九州(株)(福岡市博多区、柴田祐司社長)だけだった。既存店売上高は、イオンリテールが100.9%、イオン北海道が101.7%、イオン九州が97.9%。全店ベースでもイオンリテールが101.0%、イオン北海道が101.7%だったが、イオン九州は99.5%で、前年をクリアできなかった。
スーパーマーケット(SM)事業のMV5社では、既存店が前年をクリアしたのはMV北海道103.2%、MV東海101.1%の2社のみ。MV東北(株)98.1%、MV西日本(株)95.7%、MV九州(株)97.0%の3社は減収だ。全店ベースで前年をクリアしたのはMV北海道103.8%、MV東海145.3%、MV九州100.3%の3社。MV東北98.0%、MV西日本94.8%は前年を下回った。MV東海の伸長率はMV中部との合併効果で依然、とびぬけている。
(株)マルエツ、(株)カスミ、MV関東(株)の首都圏3社で構成されるユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(株)の既存店売上高は98.1%と前年を下回った。全店ベースでも98.9%だった。
コンビニエンスストアのミニストップ(株)の既存店103.6%は4カ月連続で前年をクリアしたが、全店95.3%は前年に及ばなかった。
ドラッグストアのウエルシアホールディングス(株)は既存店102.5%、全店107.9%ともに前年をクリアした。
衣料品専門店のコックスは、既存店106.0%、全店100.2%と、前年を上回った。一方、靴専門店の(株)ジーフットは、既存店95.6%、全店94.4%と前年に及ばなかった。
アミューズメント施設を運営する(株)イオンファンタジーは、既存店99.5%、全店97.2%で、2018年11月以来の前年割れとなった。