三越伊勢丹news|12月売上高5.3%減/気温高く冬物衣料低調
(株)三越伊勢丹ホールディングス(東京都新宿区、杉江俊彦社長)の12月の国内百貨店は、既存店が前年同月比94.7%の5.3%減だった。首都圏三越伊勢丹(既存店)と国内百貨店(既存店)ともに3カ月連続で前年実績を下回った。
着実に回復基調にはあるものの、一部カテゴリーにおいては消費増税前の駆け込み需要の反動減の影響が残っている。また、土曜祝日の2日減、クリスマスの曜日並びのマイナス与件もあり、首都圏三越伊勢丹(既存店)と国内百貨店(既存店)はともに、3カ月連続して前年実績を下回る。
首都圏の基幹店計では、手土産需要の和洋菓子や、お歳暮、おせちといった歳時記関連の売上げが好調だった。一方、改装工事による売場閉鎖や、この時期としては比較的気温が高かったこともあり、冬物衣料品の需要が伸びなかった。
インバウンド売上げは、化粧品カテゴリーが引き続き低調ながらも、ラグジュアリーブランド・宝飾・時計の動きが堅調だったこともあり、全体としては先月よりもマイナス幅は縮小した。
伊勢丹新宿本店96.5%、三越日本橋本店92.1%、三越銀座店94.3%、伊勢丹立川店98.7%、伊勢丹浦和店93.3%。
国内グループ10店舗は前年同月比93.3%。その中で函館丸井今井だけが104.9%と前年を上回った。札幌丸井三越97.4%、新潟三越伊勢丹95.5%、広島三越93.8%、名古屋三越92.8%、静岡伊勢丹92.1%、仙台三越92.0%、岩田屋三越91.5%、高松三越91.4%、松山三越86.5%と振るわなかった。