ビックカメラnews|第1Q増税前駆け込み需要で売上高2164億円9.8%増
(株)ビックカメラ(東京都豊島区、宮嶋宏幸社長)が、2020年8月期第1四半期の業績を発表した。
2019年9月1日~11月30日の売上高は2164億0900万円(前年同期比9.8%増)、営業利益は42億4900万円と48.5%増加した。経常利益も48億1400万円の44.9%増、純利益は28億4900万円の46.1%増で、増収増益だった。消費増税前の駆け込み需要で、冷蔵庫や洗濯機といった白物家電のほか、テレビやパソコン、ゲーム等が好調だった。スマートフォンやデジタルカメラは低調だったが、総じて好調に推移した。
売上高に対する営業利益率は2.0%、同経常利益率は2.2%。
同社は「より豊かな生活を提案する、進化し続けるこだわりの専門店の集合体」を目指して、接客力・専門性の向上、新規事業の拡大、アフターサービスの強化に取り組んでいる。また、グループのシステム統合、物流拠点の在庫管理精度の向上、コスト抑制などの物流改革も積極的に進めている。
店舗展開としては、2019年11月8日に「ビックカメラ 所沢駅店」(埼玉県所沢市)を開店した。
グループ会社では、(株)コジマが2019年11月16日に「コジマ×ビックカメラ ワンズモール稲毛店」(千葉県千葉市)を、2019年12月21日に「コジマ×ビックカメラ スマーク伊勢崎店」(群馬県 伊勢崎市)を開店した。
このほか、同社と日本空港ビルデング(株)との共同出資会社である Air BIC(株)が、2019年9月20日に「Air Bic Camera 中部国際空港第2ターミナル店」(愛知県常滑市)を開店した。
通期は売上高9410億円(5.3%増)、営業利益252億円(9.8%増)、経常利益269億円(4.0%増)、当期利益154億円(9.6%増)を見込んでいる。