コンビニnews|12月既存店セブン-イレブン増収、ファミマ、ローソン減収

コンビニ大手3社の12月業績が発表された。12月はクリスマス商材を中心としたデザートが好調だったが、既存店売上高はセブン-イレブン以外は、前年を下回った。

■(株)セブン-イレブン・ジャパン
既存店は客数が99.5%、客単価が101.4%となり売上高は100.9%。チェーン全店の売上高は102.0%。12月末時点の店舗数は2万0988店で前月に比べて14店舗の純減になる。

■(株)ファミリーマート
12月の既存店売上高は98.8%。客数が97.9%で、客単価100.9%でもカバーできなかった。チェーン全店の売上高は97.0%。

国内店舗数は12月末時点で1万5628店舗。36店舗出店し、14店舗を閉店し、22店舗の純増。

おむすび・寿司の米飯、クリスマス用商材を中心としたデザート、「お母さん食堂」シリーズ、カウンターコーヒーが引き続き伸長している。一方で、前年同月のPayPayキャンペーンの反動もあり、たばこや日用品が伸び悩んだ。

11月26日にdポイント、楽天スーパーポイント、Tポイントの3つのポイントが使えるマルチポイントサービスを開始した。「ファミペイ」は12月末時点で440万ダウンロードを達成した。

■(株)ローソン
ローソン単体の既存店は客数が98.7%、客単価が100.6%で売上高は99.3%と前年を0.7ポイント下回った。全店ベースでは100.7%。

12月末時点の店舗数は1万4600店舗。44店舗出店して88店舗閉店した。44店舗の純減だ。そのうちナチュラルローソンが145店、ローソンストア100が764店。

調理パンカテゴリーは、チーズバーガーなど定番商品のリニューアルが功を奏し、前年を大きく上回った。デザートカテゴリーは、クリスマスに向けて発売したUchi Café × GODIVAシリーズの「ガトーショコラ ノワール」「タルトトリュフ オ ショコラ」が人気を集め、またヒット商品「バスチー バスク風チーズケーキ」のリニューアル効果もあって、前年を大きく上回った。

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