いなげやnews|第3Q収益1911億円0.7%減、既存店売上高2.4減
(株)いなげや(東京都立川市、成瀬直人社長)の2020年3月期の第3四半期は、営業収益が1911億2000万円(前年同期比0.7%減)、売上高が1844億6500万円(0.7%減)の減収だ。売上総利益は517億6400万円(1.2%減)。また運送費をはじめとする販売費は増加したものの、経費全体を見直したことで、販売費及び一般管理費は580億900万円の0.5%減にとどめた。
営業利益は4億1000万円(39.9%減)、経常利益は6億5400万円(30.3%減)、四半期純利益は1億6900万円(43.6%減)だ。
営業利益率は0.2%、経常利益率は0.3%と、1%を切って厳しい環境が続く。
主力のスーパーマーケット事業は、いなげやと(株)三浦屋で構成されるが、天候不順や台風などの自然災害が多く発生したことによる影響や消費税増税の影響などもあり、既存店売上高は前年同期比2.4%減となった。売上高は1517億5600万円(1.2%減)、セグメント損失は9500万円(前年同四半期は1億3800万円のセグメント損失)。
いなげやでは、「ヘルシーリビング&ソーシャルマーケットの実現」を経営目標に、中期2カ年経営計画を進めている。最終年度の今期は、「商品経営実現に向けた取り組み」では、惣菜を柱とした生鮮強化型スーパーマーケットへの転換に注力した。また「ロジスティクス活用の取り組み」では、店舗作業の軽減を目的にとしてプロセスセンターを活用した。
いなげやは2店舗を新設し、5店舗を閉鎖した。さらに9店舗の改装を行った。三浦屋では2店舗を閉鎖した。その結果、いなげやの136店舗と三浦屋の9店舗、合わせて1475店舗となった。
(株)ウェルパークのドラッグストア事業は売上高が321億8200万円(1.3%増)、セグメント利益は2億 (52.5%減)だ。11店舗を改装した。現在の店舗数は137店。