H2Onews|1月百貨店1.8%減も休日1日減で前年並み/イズミヤ8.9%減
エイチ・ツー・オーリテイング(株)(大阪市北区、鈴木篤社長)が2019年1月度の業績を発表した。
(株)阪急阪神百貨店(大阪市北区、荒木直也社長)の既存店売上高は前年比98.2%だった。
暖冬の影響で、婦人の冬物ファッションが苦戦した。しかし増税影響の大きかった中間層の消費マインドが回復してきた結果、正月休みが1日減のマイナス影響を考慮すると、既存店売上高は前年並みだった。
インバウンドは、前年2月の春節期間の前倒しで売上高が3割伸びている。1月27日以降は、新型コロナウィルスの影響により、売上げは鈍化している。
主力店舗の阪急本店は98.6%と前年を下回った。阪急うめだ本店は、コートを中心とした重衣料や手袋などシーズン雑貨が苦戦した。阪急本店全体のフードは洋菓子が牽引し堅調。22日にスタートしたバレンタインは、例年以上に好調な滑り出しだ。
阪急メンズ大阪は増税後に若年層の消費が戻りつつあるものの、館全体としては前年割れ。
阪神梅田本店は、人気催事の「ギフト解体セール」「阪神の駅弁まつり」が売上高2桁増と好調だった。
支店は既存店12店舗のうち8店舗が前年未達。10月にオープンした「神戸阪急」「高槻阪急」は両店ともリニューアルしたフードが牽引し、売上高は想定を上回っている。
食品事業の(株)イズミヤ(大阪市西成区、梅本友之社長)は91.1%、阪急オアシスは98.1%と両社ともに前年を割っている。