上新電機news|第3Q売上高3166億円5.5%増も経常利益16.3%減

上新電機(株)(大阪市浪速区、金谷隆平社長)の2020年3月期第3四半期までの売上高は3165億7700万円と、前年同期比5.5%の増収だ。ただし営業利益は72億4400万円(14.9%減)、経常利益71億9400万円(16.3%減)、四半期純利益48億3800万円(10.8%減)の減益となった。

営業利益率、経常利益率ともに2.3%。

2019年度の家電業界は、消費税増税前の駆け込み需要、Windows7のサポート期間終了に伴う買い替え需要から、冷蔵庫・洗濯機といった白物家電、テレビ、パソコンが好調に推移した。しかし、10月以降は一転して、消費税増税後の消費マインドの低下、携帯電話の値引き規制、暖冬傾向による季節商品の不振など、厳しい商環境が続く。

同社は今期、3カ年中期経営計画「JT-2020 経営計画」の最終年度に当たる。この間、仕事の精度と回転率を上げて生産性を高めるための「人の力」、唯一関西資本であることなどの「会社の力」、取引先との連携による「商品の力」、環境変化に適応するための「時の力」を掲げて施策に取り組んでいる。茨木店(大阪府)をはじめ10店舗を新規出店したが、一方で6店舗を撤収した。その結果、12月末時点で236店舗の展開となった。

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