コンビニnews|1月既存店セブン-イレブンとローソン増収、ファミマ減収

コンビニ大手3社の1月業績が発表された。1月の既存店売上高はファミリーマート以外は、前年を上回った。

■(株)セブン-イレブン・ジャパン
既存店は客数が99.7%、客単価が101.8%となり売上高は101.5%だった。チェーン全店の売上高は103.0%。1月末時点の店舗数は2万0930店で前月に比べて29店舗の純減になる。

1月22日には、2019年12月に世界17の国と地域のセブン‐イレブン店舗数が7万店を突破したと発表した。

また2020年はフードロス削減チャレンジ年として、恵方巻など予約商品での取り組みや販売期限が迫った商品に対してnanacoポイントを付与する「エシカルプロジェクト」などを積極的に推進する。

■(株)ファミリーマート
1月の既存店は客数が97.9%、客単価が100.6%で売上高は98.5%だった。チェーン全店の売上高は98.0%。

国内店舗数は1月末時点で1万5626店舗。21店舗出店し、23店舗を閉店した結果、2店舗の純減。

おむすび・お母さん食堂を中心とした惣菜類、カウンターコーヒーが引き続き伸長して、中食は前年並みとなっている。一方で、中食以外は前年同月に実施した冬フェスタの反動もあり、たばこや酒、飲料が伸び悩んだ。今年は2月に冬フェスタを開催予定。

■(株)ローソン
ローソン単体の既存店は客数が99.1%、客単価が101.2%で売上高は100.3%だった。全店ベースでは101.2%。

1月末時点の店舗数は1万4626店舗。53店舗出店して27店舗閉店した。26店舗の純増だ。そのうちナチュラルローソンが145店、ローソンストア100が764店。

調理パンカテゴリーは、チーズバーガーなど定番商品や、いちごの日(1月15日)に向けて発売したSAND FULL(サンドフル)シリーズが好調で、前年を大きく上回った。デザートカテゴリーは、年末年始の需要期に合わせて発売した「スノーバスチー(バスク風チーズケーキ)」、「スノーホボクリムいちごミックス(ほぼほぼクリームのシュー)」や、リニューアルを実施した「バスチー(バスク風チーズケーキ)」が好評で、前年を大きく上回った。また新型肺炎の影響により、マスクなど衛生用品への需要が高まり、日用品は前年対比で大きく伸びた。

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