コンビニnews|2月既存店セブン-イレブン増収/ファミマとローソンは減収
コンビニ大手3社の2月業績が発表された。1月の既存店売上高はファミリーマート以外は、前年を上回ったが、2月はファミマとローソンが前年割れした。
■(株)セブン-イレブン・ジャパン
既存店は客数が98.3%、客単価が102.5%となり、売上高は100.8%だった。チェーン全店の売上高は105.5%。1月末時点の店舗数は2万0916店で、前月に比べて14店舗の純減になる。
新店は、2月21日(金)京都市西京区に72坪の「セブン‐イレブン京都洛西境谷店」を開設。また同日から同店を拠点とした移動販売「セブンあんしんお届け便」の運用も開始している。
また2月4日(火)には、2019年4月に策定した「行動計画」の進捗状況について報告している。
■(株)ファミリーマート
2月の既存店は客数が98.6%、客単価が100.5%で売上高は99.1%だった。チェーン全店の売上高は101.8%。
国内店舗数は2月末時点で1万5686店舗。92店舗出店し、32店舗を閉店した結果、60店舗の純増。
「お母さん食堂」のパウチ型惣菜・冷凍食品、カップ麺など日持ちする商品や、新シリーズ「デザートモンスター」の手作りデザート類、カウンターコーヒーが好調に推移した。中食全体では、前年のおむすび100円セールの反動やカウンターFFを除くと前年並みだ。また、新型コロナウイルスの影響でマスクなどの日用品の駆け込み需要があり、「中食以外」は前年並みとなった。「ファミペイ」のダウンロード数は引き続き順調に推移して、2月末時点で500万ダウンロードを達成している。
■(株)ローソン
ローソン単体の既存店は客数が98.8%、客単価が100.8%で売上高は99.6%だった。全店ベースでは99.6%。
1月末時点の店舗数は1万4444店舗。6店舗出店して188店舗閉店した。182店舗の純減だ。閉店の内訳は、ローソン事業が160店、ローソンストア100事業が22店。
調理パンカテゴリーは、食べごたえのあるこだわりのソーセージが特長の新商品「GOOODOG(グーードッグ)」の2アイテムが好評、SAND FULL(サンドフル) のサンドイッチシリーズが引き続き好調で、前年を大幅に上回った。
デザートカテゴリーは、バレンタインシーズンに向けた商品が好評で前年を大きく上回った。また新型コロナウイルスの感染症拡大により、マスク、衛生用品や紙製品への需要が高まり、日用品の売上げは前年を大きく上回った。たばこは前年を下回り、既存店売上高前年比を0.5%程度押し下げる要因となった。