ライフnews|’20年2月期/営業収益7147億円2.3%増・経常利益13.5%増
(株)ライフコーポレーション(大阪本社:大阪市淀川区・東京本社:東京都台東区、岩崎高治社長)が2020年2月期本決算を発表した。
営業収益は7146億8400万円(前期比2.3%増)。採用強化や時給アップに伴う人件費、運賃・光熱費の上昇による物件費などコスト増要因はあったが、各種施策の成果がコストの増加を上回り、営業利益は138億7900万円(13.0%増)、経常利益は145億5800万円(13.5%増)、純利益は78億3400万円(5.9%増)と増収増益だった。
日本のスーパーマーケット産業で2位のユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(株)が営業収益6916億6000万円で前年同期比0.4%減だったから、ライフコーポレーションが今年も第1位となった。
営業収益対比営業利益率は1.9%、同経常利益率は2.0%。
小売事業の営業収益は7138億7900万円(2.3%増)、売上高は6930億6200万円(2.2%増)、セグメント利益は145億4100万円(13.2%増)と好調だ。
部門別売上高は、生鮮食品部門2897億4500万円(2.8%増)、一般食品部門3032億1100万円(2.3%増)、生活関連用品部門642億6800万円(3.1%増)、衣料品部門258億7500万円(6.0%減)、テナント部門99億6100万円(前期比0.4%減)だった。
ライフは、アマゾンジャパン合同会社が運営するAmazon「PrimeNow(プライムナウ)」に食品スーパーマーケットとして国内で初出店し、9月12日から東京都内の一部地域において実際の店舗で取り扱っている生鮮食品や惣菜の販売を開始した。
また、スマホ決済サービスを9月から全店で導入し、新たなキャッシュレス決済手段として「PayPay」「LINEPay」「メルペイ」が利用できるようになった。
3月に空堀店と玉出東店(ともに大阪府)、4月に都市型小型店の新フォーマットとしてMiniel(ミニエル)西本町店(大阪府)、7月に本一色店(東京都)、8月に川崎ルフロン店(神奈川県)、9月に安田諸口店と箕面桜ケ丘店(ともに大阪府)、2月にコモレ四谷店(東京都)の8店舗を新規出店するとともに、3店舗を閉鎖した。既存店舗の高石店(建て替え)、今里店、渋谷東店、東有馬店、幡ヶ谷店、今津駅前店など14店舗でお客のニーズの変化に合わせて、最新マーチャンダイジングを投入して、改装を行った。
一方、(株)ライフフィナンシャルサービスは、営業収益が19億6200万円(17.2%増)、セグメント利益は1600万円で、前期より3500万円改善した。