DCMnews|’20年商4374億円1.9%減・経常利益1.0%増/DCMブランド好調

DCMホールディングス(株)(東京都品川区、石黒靖規社長)が2020年2月期の本決算を発表した。

営業収益は4373億7100万円(前期比1.9%減)、営業利益は208億3200万円(0.9%減)、経常利益は201億0700万円(1.0%増)、当期純利益は137億8300万円(12.5%増)と減収増益だった。

営業利益率は4.8%、経常利益率は4.6%。

冷夏や暖冬だったため、季節商品が低調だったことに加えて、前年の北海道胆振東部地震や風水害などの災害需要の反動減によって、建築資材なども低調に推移した。家電・リフォームなどの高単価商品や日用消耗品は消費税増税前の駆け込み需要があったが、増税後は日用消耗品を中心に反動減が見られた。

DCMブランド商品は、商品開発・販促強化に取り組んだ効果もあって好調に推移した。

顧客サービス向上を目的としてDCMグループ全店舗とDCMオンラインで利用できる共通会員サービス「マイボ」を、2019年6月1日から開始した。2020年2月末日時点で450万人の顧客が加入している。

園芸部門587億9700万円(4.6%減)、ホームインプルーブメント部門877億6400万円(2.6%減)、ホームレジャー・ペット部門637億8100万円(1.5%減)、ハウスキーピング部門1047億9000万円(2.0%減)、ホームファニシング部門254億9600万円(4.4%減)、ホームエレクトロニクス部門453億2500万円(3.2%減)と、6つの主要商品部門すべてで売上高が前年を下回った。

新規出店は9店舗、退店は7店舗。これにより2月29日時点の店舗数は673店舗となった。DCMカーマ167店舗、DCMダイキ155店舗、DCMホーマック297店舗、DCMサンワ32店舗、DCMくろがねや22店舗である。

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