コンビニnews|3月既存店、セブン3.2%・ファミマ7.6%・ローソン5.2%減収

コンビニ大手3社の3月業績が発表された。2月はファミマとローソンが前年割れをしたが、3月は軒並み前年割れとなった。

■(株)セブン-イレブン・ジャパン
既存店は客数が92.9%、客単価が104.2%となり、売上高は96.8%だった。チェーン全店の売上高は96.8%。3月末時点の店舗数は2万0887店で、前月に比べて29店舗の純減になる。

3月4日(水)から都内の2店舗で、IYネットスーパー専用の3つの温度帯に対応した「受取りボックス」テスト運用を開始している。

また新型コロナウィルス感染症対策に伴った休校中の児童を支援するため、学童保育施設など400カ所に菓子・玩具類14万個を寄贈した。

■(株)ファミリーマート
3月の既存店は客数が89.9%、客単価が102.5%で売上高は92.4%だった。チェーン全店の売上高は92.5%。

国内店舗数は3月末時点で1万5673店舗。11店舗出店し、24店舗を閉店した結果、13店舗の純減。

新型コロナウィルスの感染拡大で、食品などの買いだめ傾向が高まり、「お母さん食堂」のパウチ惣菜や、冷凍食品、加工食品など日持ちする商品の売上げが増加した。買い足し需要から卵、豆腐など日配品の売上げも伸長し、客単価は前年を上回った。一方で、 テレワーク導入や臨時休校による外出機会の減少で、とくに平日の夜間や週末の客数に影響が出た。中食全体の売上げは前年を下回った。また子ども世帯への生活応援策として、おむすびや弁当などの割引や、塗り絵、教材をマルチコピー機「ファミマプリント」で無料提供をしている。

■(株)ローソン
ローソン単体の既存店は客数が92.3%、客単価が102.7%で売上高は94.8%だった。全店ベースでは96.8%。

3月末時点の店舗数は1万4425店舗。33店舗出店して52店舗閉店した。19店舗の純減だ。ローソン事業は16店の純増だが、ローソンストア100事業が36店の純減だ。

新型コロナウイルス関連では、学童保育施設へのおにぎり無償配布(延べ7163施設、30万7332人、58万4983個)、牛乳の消費支援やお客の健康サポートを目的とした「ホットミルク」半額販売を実施した。また、一斉休校による自宅待機中の子どもを応援する「おえかきローソン」「おさんぽローソン」などを実施している。

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