フジnews|2月期営業収益3135億円0.3%増・経常利益4.3%減の増収減益

(株)フジ(愛媛県松山市、山口普社長)が2020年2月期の本決算を発表した。

営業収益3134億6300万円(前年同期比0.3%増)、営業利益64億9600万円(9.4%減)、経常利益82億6400万円(4.3%減)、当期純利益52億4100万円(27.8%減)と増収減益だ。前年同期は26億9700万円の減損損失があったが、43億2400万円の投資有価証券売却益があり、今期は前期に比して当期純利益が減少している。

営業利益率2.1%、経常利益率2.6%。

フジの中心的事業である小売事業では、営業収益は3068億7100万円(0.2%増)となったが、営業利益は商品価格の引き下げなどで荒利益率が低下し、53億4400万円(9.6%減)となった。

中核事業であるスーパーマーケット業態では、生鮮食品部門の差別化に注力している。その一環として、プロセスセンターの整備・拡張を進めている。4月に四国地区向けの生鮮物流の効率化と品質向上を目的に、フジ四国生鮮センターを移転・拡張した。3月には精肉部門で2拠点目となるプロセスセンター、7月には鮮魚部門のプロセスセンターを新設した。

衣料・住関連事業では、顧客のライフスタイルに応じた機能性商品や生活をより便利にする商品の提案を行うために、品揃えや売場構成の適正化を図るとともに求めやすい価格設定とすることで、競争力の回復と収益性の改善に努めている。

ノンストアリテイル事業では、移動スーパー「おまかせくん」のサービスエリアの拡大を図っており、4店舗で新たにサービスを開始し、合計13店舗を拠点に、22台66ルートで営業を行っている。移動スーパーの売上高は前年同期比45.5%増だ。

小売周辺事業の営業収益は358億5700万円(1.7%増)、営業利益は9億6100万円(0.6%減)となった。

その他事業の営業収益は92億2100万円(1.1%増)、営業利益は3億9000万円(16.6%減)となった。

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