はるやまnews|年商506億円9%減・経常利益70%減も純利益を確保

(株)はるやまホールディングス(岡山県岡山市、治山正史社長)が2020年3月期の本決算を発表した。

売上高505億8200万円(前年同期比8.9%減)、営業利益3億7600万円(79.4%減)、経常利益6億3900万円(70.3%減)の大幅な減収減益だが、当期純利益は4億0200万円(前年同期は2億4800万円の当期純損失)と黒字転換を果たしている。

営業利益率0.7%、経常利益率1.3%。

はるやまホールディングスグループでは、前期に引き続き「健康」をキーワードに「ストレス対策スーツ」やファイテン(株)と共同開発した「ファイテンシリーズ商品」、(株)タニタとコラボレーションしたスーツなどの事業を展開して差別化戦略をとった。完全ノーアイロン「iShirt(アイシャツ)」が販売開始から、累計販売枚数500万枚を突破するなどヒット商品も生まれた。暖冬や消費税増税後の影響を受けつつも2020年1月から2月中旬にかけて堅調な売上げ推移を見せていた。

しかし、売上高構成比の高い2月下旬以降のフレッシャーズ商戦期において、新型コロナウイルス感染が拡大したことにより、3月の既存店売上高は前年比が75.6%に落ち込んだ。また連結子会社2社の株式譲渡、事業譲渡による売上高減少要因もあった。

グループ全体で11店舗新規出店したが、15店舗を閉店した。3月末の店舗数は464店舗。

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