イオンnews|4月既存店売上高/外出自粛で備蓄特需は続くが業態別に明暗

イオン(株)(千葉市美浜区、吉田昭夫社長)の主要12社の4月業績が発表された。

新型コロナウイルスの感染が拡大した4月は7日に緊急事態宣言が発出され、外出自粛が要請されたため、食料品をはじめ、生活必需品の備蓄特需が続いた。

主力の総合スーパー(GMS)事業の既存店売上高は、イオンリテール(株)79.5%とイオン九州(株)83.9%が前年同月実績を下回ったが、イオン北海道(株)は164.7%と前年を大きく上回った。全店ベースでもイオンリテールが87.4%、イオン九州が85.1%。イオン北海道は158.9%。

イオン北海道は3月1日付でスーパーマーケット業態を経営する旧マックスバリュ北海道(株)と合併した。その効果が出たことになる。一方、イオンリテールは東北エリアの食品事業などを3月1日付でイオン東北(株)(旧マックスバリュ東北(株))に移管したこともあって、減収となった。

スーパーマーケット(SM)事業のマックスバリュ(MV)3社は、すべてが前年を上回った。既存店売上高はMV中部と合併したMV東海が112.9%、MV西日本110.7%、MV九州115.3%。全店ベースでは、MV東海164.0%、MV西日本112.2%、MV九州124.7%と大幅な増収だった。

(株)マルエツ、(株)カスミ、マックスバリュ関東(株)の首都圏3社で構成されるユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(株)の既存店売上高は111.3%、全店ベースでも112.3%と前年を上回った。

ミニストップ(株)の既存店は3月に続いて前年を下回って93.2%。全店でも86.2%と大幅な減収だ。

ドラッグストアのウエルシアホールディングス(株)は既存店108.2%、全店112.0%。新型コロナ感染予防のための衛生用品の購買や、食品などの買い溜め消費が続いて、依然好調を維持している。

衣料品専門店の(株)コックスは、既存店22.9%、全店45.3%、靴専門店の(株)ジーフットは、既存店34.4%、全店34.9%と、営業自粛したこともあって、どちらも振るわない。

アミューズメント施設を運営する(株)イオンファンタジーは、既存店16.2%、全店16.8%。新型コロナ感染拡大予防のため、人が密集する場所は避けられ、大きな打撃を受けている。

イオンの4月実績によって、業態ごとの明暗が鮮明に反映された。

流通手帳2022年度版流通関連データ60ページ付き~ノウハウを持ち運び〜
流通手帳2022年度版流通関連データ60ページ付き~ノウハウを持ち運び〜

関連カテゴリー

決算 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧