サンドラッグnews|年商6178億円5.1%増・経常利益3.8%増の最高益

(株)サンドラッグ(東京都府中市、貞方宏司社長)の2020年3月期は売上高6177億6900万円(前期比5.1%増)、営業利益366億0400万円(3.9%増)、経常利益371億5900万円(3.8%増)、純利益236億9200万円(1.0%減)だ。

営業利益率は5.9%、経常利益率は6.0%。

「安心・信頼・便利の提供」をキーワードに、専門性を高め、質の高い出店、サービスレベルの向上、プライベートブランド商品の拡充開発、新業態開発、店舗改装による品揃えの充実に積極的に取り組んだ。またIT・デジタル化等活用した「ローコストオペレーション」を進めている。

ドラッグストア事業は売上高が4274億9900万円(前期比4.0%増)、営業利益は276億4200万円(0.8%増)の増収・増益。増税前の駆け込み需要で化粧品など個上利益商材が伸びた。

一方ダイレックス(株)が手掛けるディスカウントストア事業は、医薬品販売が好調で、売上高が2300億1000万円(前期比7.7%増)、営業利益は89億6200万円(14.9%増)となり、増収・二桁増益だ。

グループ全体の店舗数は、ドラッグストア事業876店舗。内訳は直営店660店舗、(株)星光堂薬局66店舗、(株)サンドラッグプラス59店舗、(株)サンドラッグファーマシーズ27店舗、フランチャイズ店64店舗。ディスカウントストア事業292店舗を加えて合計1168店舗をネットワークする。

フランチャイズ店4店舗の出店を含む53店舗新規出店し、5店舗をスクラップ&ビルド、125店舗を改装した。閉店は32店舗。

2021年3月期は、グループ合計70店舗(ドラッグストア事業45店舗、ディスカウントストア事業25店舗)の新規出店を計画して、売上高6266億円(前期比1.4%増)、営業利益333億円(9.0%減)、経常利益338億円(9.0%減)、純利益226億円(4.6%減)を見込む。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大による影響を考慮して増収減益予想だ。

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