アインnews|’20年4月期2926億1500万円6%増/リテール事業は苦戦

(株)アインホールディングス(北海道札幌市、大谷喜一社長)の2020年4月期は、売上高2926億1500万円(前年同期比6.2%増)、営業利益160億6800万円(0.2%増)、経常利益168億2200万円(1.1%増)、当期純利益91億7900万円(1.7%増)と増収増益だ。

営業利益率5.5%、経常利益率5.7%。

ファーマシー事業における売上高は2637億5000万円(7.7%増)、セグメント利益は208億5000万円(13.7%増)と好調だ。

「かかりつけ薬剤師・薬局」として、地域医療と連携し、お薬手帳等を活用した薬剤に関する情報の一元的管理と服薬指導を強化している。また新型コロナウイルス感染症拡大を受けて、調剤薬局全店で特例措置による処方箋の受け入れや電話等による服薬指導に取り組んでいる。

出店戦略では大型薬局の積極的な出店とM&A基準の引き上げ、小規模店舗の撤退を進め、店舗運営の効率化を図った。M&Aを含めて20店舗を出店、22店舗を閉店、42店舗を事業譲渡したことで、グループの薬局総数は1088店舗となった。

リテール事業であるコスメ&ドラッグストア事業は売上高が247億0100万円(2.0%減)、セグメント利益は2億6200万円(73.0%減)の減収大減益だ。

コスメ&ドラッグストア「アインズ&トルペ」の大都市圏への継続的な出店を進め、「女性が1時間楽しめるお店」をコンセプトにした売場づくりを行っている。ポイントカードをアプリ化した「アインズ&トルペ公式アプリ」を2019年10月1日にリリースした。しかし消費税増税に伴う駆け込み需要の反動減に加え、新型コロナウイルス感染症の影響から減収となった。16店舗を出店し、6店舗を閉店した。店舗数は63店舗。

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