神戸物産news|上半期売上高1761億円22%増・経常利益31%増
「業務スーパー」をFC展開する(株)神戸物産(兵庫県加古郡、沼田博和社長)が2020年10月期第2四半期の決算を発表した。
売上高1760億6900万円(前年同期比21.8%増)、営業利益123億9300万円(32.9%増)、経常利益124億6500万円(31.4%増)、四半期純利益75億4600万円(24.7%増)と大幅な増収増益だ。新型コロナウイルス感染症拡大防止によって内食需要が高まったことが成績を押し上げた。
同社は製造販売型のフランチャイズビジネスモデルのため、営業利益率7.0%、経常利益率7.1%と利益率は高い。
神戸物産の中心的事業である業務スーパー事業における売上高は1575億8600万円(24.3%増)だ。出店25店舗、退店8店舗で、4月末の店舗数は862店舗となった。商品戦略については、国内グループ工場や自社輸入商品の増強を図り、引き続きプライベートブランド商品の開発に注力した。消費者の節約志向が根強いなか、これらのプライベートブランド商品がメディアに取り上げられたことで新たなお客の来店につながった。
中食・外食の神戸クック事業の売上高は12億3500万円(13.5%増)。多国籍料理をビュッフェスタイルで提供する「神戸クック・ワールドビュッフェ」を主力展開する。出店2店舗、退店1店舗で4月末の店舗数は23店舗。また惣菜専門店の「馳走菜(ちそうな)」は出店8店舗で4月末の店舗数は18店舗。
外食のクックイノベンチャー事業の売上高は157億7200万円(3.0%増)。主力事業である焼肉業態の出店や、QSCの向上、商品開発の取り組みを強化した。不採算店舗のスクラップアンドビルドを進めることにより、全体収益の向上を図った。