イオンnews|5月既存店売上高/外出自粛で備蓄特需は続くが業態別に明暗

イオン(株)(千葉市美浜区、吉田昭夫社長)の主要12社の5月業績が発表された。

4月7日に発出された緊急事態宣言の全面解除が5月6日から5月26日に延長された。その間、引き続き外出自粛が要請されたため、食料品をはじめ、生活必需品の備蓄特需が続いた。

主力の総合スーパー(GMS)事業の既存店売上高は、イオンリテール(株) 94.8%とイオン九州(株) 99.1%が前年同月実績を下回ったが、イオン北海道(株)は100.9%と前年を上回った。全店ベースではイオンリテールが100.9%、イオン九州が96.8%。イオン北海道は177.1%と前年を大きく上回った。

イオン北海道は3月1日付でスーパーマーケット業態を経営する旧マックスバリュ北海道(株)と合併した。その食品の効果が出ている。一方、イオンリテールは東北エリアの食品事業などを3月1日付でイオン東北(株)(旧マックスバリュ東北(株))に移管したこともあって、既存店では減収となった。

スーパーマーケット(SM)事業のマックスバリュ(MV)3社の既存店は、すべてが前年を上回った。既存店売上高はMV中部と合併したMV東海が110.5%、MV西日本111.5%、MV九州108.8%。全店ベースでは、MV東海164.1%、MV西日本112.2%、MV九州117.4%と大幅な増収だった。

(株)マルエツ、(株)カスミ、マックスバリュ関東(株)の首都圏3社で構成されるユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(株)の既存店売上高は109.2%、全店ベースでも110.2%と前年を上回った。

ミニストップ(株)の既存店は4月に続いて前年を下回って95.3%。全店でも89.1%と大幅な減収だ。

ドラッグストアのウエルシアホールディングス(株)は既存店105.0%、全店108.7%。新型コロナ感染予防のための衛生用品の購買や、食品などの買い溜め消費が続いて、依然好調を維持している。

衣料品専門店の(株)コックスは、既存店45.9%、全店58.0%、靴専門店の(株)ジーフットは、既存店63.5%、全店66.1%と、営業自粛が響いて、どちらも振るわない。

アミューズメント施設を運営する(株)イオンファンタジーは、既存店13.4%、全店14.3%。新型コロナ感染拡大予防のため、人が密集する場所は避けられ、大きな打撃を受けている。

イオンの5月実績によって、業態ごとの明暗が浮き彫りになった。

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