高島屋news|第1Q営業収益1162億円48%減・経常損失89億円の赤字決算

(株)高島屋(大阪市中央区、村田善郎社長)の2021年2月期第1四半期の連結営業収益は1162億0400万円(前年同期比48.0%減)、連結営業損失は73億6800万円(前年同期は営業利益77億4600万円)、連結経常損失は86億8400万円(前年同期は経常利益71億1700万円)となり、その結果、四半期純損失は205億3000万円(前年同期は105億9700万円)の赤字となった。

百貨店業の営業収益は886億1600万円(前年同期比54.2%減)、営業損失は86億0800万円(前年同期は営業利益28億4900万円)。4月7日の緊急事態宣言発出を受け、全店で食料品フロアを除く店舗を臨時休業した。その後、5月11日の岡山店と高崎店を皮切りに順次再開し、5月27日には全店で全館の営業を再開した。しかし新型コロナウイルス感染症拡大における客足の減少もあって、大幅な損失額となった。

そうしたなか、オンラインストアの売上げだけは好調に推移した。

海外(2020年1月~3月)では、ASEAN・中国でも新型コロナウイルス感染症の影響は大きく、上海高島屋は1月から3月末まで営業時間を短縮し、ホーチミン高島屋は3月から4月にかけて、サイアム高島屋は3月から5月にかけて臨時休業した。さらにシンガポール高島屋は4月から6月にかけて臨時休業した。全館が営業を再開しているが、その影響は残る。

2021年2月期の連結業績予想については見通しは困難としている。

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