エコスnews|第1Q 営業収益347億円11%増・経常利益78%増

(株)エコス(東京都昭島市、平邦雄社長)の2021年2月期第1四半期は、営業収益346億が8000万円の前年同期比11.5%増だった。

商品調達コストの見直しや在庫効率の改善に努めたことで、営業総利益は、前年同期に比べて7億5800万円増加(前年同四半期比9.6%増)した。営業利益は15億8000万円(80.4%増)、経常利益は16億0100万円(77.9%増)と大幅増だ。主に、営業総利益が増加であったのに対して、販売費及び一般管理費が前年同期に比べて5400万円の増加(前年同四半期比0.8%増)にとどまった。コロナウイルス感染症拡大のなかで、巣ごもり消費の恩恵を受け、時短営業やチラシ販促中止などでコストが抑制されて利益を確保した形だ。

四半期純利益は10億6900万円(97.3%増)。

営業利益率、経常利益率ともに4.6%。2019年度の営業利益率が3.4%、経常利益率が3.5%だったから、この第1四半期は1ポイント高まったことになる。

店舗運営面では、地域の実勢価格を見極めて集客につながる商品を割安感のある価格で投入して価格コンシャスの高まる顧客に対応した。また働く女性や中高年層の顧客に応えるために簡便商品や惣菜商品の強化に努めた。ポイントカードを活用した販売促進や週間の販売計画に連動した売場づくりを強化するなど集客に努めた。

エコスでは地域の出荷組合などを活用した産直商品を積極的に導入することで生鮮食料品の競争力をつくっている。またグループ食品工場で企画・製造した商品を拡大して、惣菜売場の活性化を図っている。

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