青山商事news|第1Q売上高289億円51.7%減・経常損失72億円の赤字

青山商事(株)(広島県福山市、青山理社長)が2021年3月期第1四半期の決算を発表した。

売上高288億8000万円(前年同期比51.7%減)、営業損失74億4800万円(前年同期は営業利益12億4700万円)、経常損失72億0700万円(前年同期は経常利益14億7800万円)、四半期純損失92億1300万円(前年同期は四半期純損失41億5000万円)の赤字決算だ。

新型コロナウイルス感染症が拡大するなか、主にビジネスウェア事業や総合リペアサービス事業において、店舗の臨時休業や時間短縮営業を余儀なくされたことによって、極めて厳しい状況となった。

中核部門であるビジネスウェア事業は、売上高177億3300万円(前年同期比54.5%減)、セグメント損失(営業損失)73億8400万円(前年同期はセグメント利益8億5900万円)。ビジネスウェア事業を行っているのは、青山商事に加えてグループ企業であるブルーリバース(株)、(株)エム・ディー・エス、(株)栄商、服良(株)、青山洋服商業(上海)有限公司である。

ビジネスウェア事業については、政府による外出自粛や接触機会7~8割削減等の要請を踏まえ、お客並びに従業員の健康と安全確保、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、臨時休業や時間短縮営業を実施した。これによってこの第1四半期(4月~6月)の既存店売上高は前年同期比53.9%減となった。

メンズスーツの販売着数は前年同期比58.5%減の16万5000着、平均販売単価は前年同期比11.0%減の2万4602円。

店舗面ではコスト構造最適化に向け、非効率な32店舗を閉店した。6月30日時点で、「洋服の青山」785店、「ザ・スーツカンパニー」50店、「ユニバーサルランゲージ」9店、「ユニバーサルランゲージ メジャーズ」5店、「ホワイト ザ・スーツカンパニー」6店の計855店舗を運営している。

カード事業については、外出自粛要請に伴う消費マインドの冷え込みなどから、ショッピング収入が減少したことにより、売上高は12億5500万円(前年同期比4.8%減)、セグメント利益は5億3300万円(9.2%減)だった。5月末時点の「AOYAMAカード」の有効会員数は430万人。

印刷・メディア事業については、主な取引先である流通小売業からの受注が減少したことにより、売上高は21億4800万円(33.1%減)、セグメント損失は2億6500万円(前年同期はセグメント損失4900万円)となった。

雑貨販売事業については、衛生用品や日用品等の購入を中心に客数が増加したことにより、売上高は44億8800万円(13.6%増)、セグメント利益は3億3700万円(53.0%増)だった。5月末の店舗数は112店。

総合リペアサービス事業については、海外の店舗においてロックダウンの影響を受けたことや、国内においても店舗の臨時休業や時間短縮営業を行ったことなどにより、売上高は14億3900万円(55.1%減)、セグメント損失は4億2400万円(前年同期はセグメント損失4800万円)となった。6月末の「ミスターミニット」の店舗数は317店。

フードサービス事業については、営業時間を短縮したことなどにより、売上高は16億6600万円(27.4%減)、セグメント損失は1億5500万円(前年同期はセグメント利益8400万円)だった。6月末の店舗数は「焼肉きんぐ」35店、「ゆず庵」13店。

なお、当第1四半期連結会計期間より、従来、報告セグメントとして開示していた「カジュアル事業」は、4月6日をもって(株)イーグルリテイリングが清算結了したことにより、報告セグメントから除外し、「その他」としている。

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