アークスnews|第2Q売上高2821億円9.9%増・経常利益65.4%の大幅増

(株)アークス(北海道札幌市、横山清社長)の2021年2月期第2四半期は、売上高2821億4800万円(前年同期比9.9%増)、営業利益103億9400万円(74.0%増)、経常利益113億9000万円(65.4%増)、四半期純利益76億1900万円(69.0%増)と増収・大幅増益だ。

営業利益率3.7%、経常利益率4.0%。前期のそれぞれ2.3%、2.6%から大きく利益率をアップさせている。

スーパーマーケット事業子会社9社の既存店売上高の対前年同期比は6.8%増と伸長したが、買物傾向は徐々に感染症発生前の状況に戻りつつあるという。

緊急事態宣言発出中は店舗内の混雑緩和のため特売広告などを一時中止したが、宣言解除後は、強まる価格志向に対応するために価格政策を見直し、販売促進活動を再開した。また非接触型の決済手段へのニーズが強まったことでアークスRARAカードのプリペイドカード会員が増加し、キャッシュレス決済比率は対前年同期比9.0%増の32.7%となった。

(株)アークス、(株)バローホールディングス、(株)リテールパートナーズの3社間で結成した「新日本スーパーマーケット同盟」では、企画商品の販売や生鮮食品の共同仕入れ、産地交流を行うなどの施策を展開。たとえば商品分科会では加工食品メーカーと「No.1プロジェクト」企画を実施した。その結果、販売実績日本一を達成した複数の商品を輩出している。

上期は、(株)道北アークスが5月に「スーパーチェーンふじ」の小型店3店舗を閉鎖した一方で、6月に競合他社から譲り受けた店舗跡へ「スーパーアークス豊岡3条」を新規出店した。また(株)伊藤チェーンが宮城県名取市で推進する東日本大震災復興整備計画に係る「閖上地区まちなか再生計画区域」内に「イトーチェーンゆりあげ食彩館」を7月に新設した。さらに(株)ラルズ1店舗、(株)ベルジョイス3店舖、(株)道北アークス1店舗、(株)東光ストア1店舗の計6店舗の改装を実施した。8月末のアークスグループの総店舗数は343店舗。

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