オイシックスnews|第2Q売上高476億円46%増/会員数伸長・購買単価上昇
オイシックス・ラ・大地(株)(東京都品川区、髙島宏平社長)の2021年3月期第2四半期は、売上高475億6600万円(前年同期比46.1%増)、営業利益39億7600万円(341.5%増)、EBITDAが46億7800万円(246.8%増)、経常利益は36億8100万円(395.4%増)、四半期純利益24億5200万円(528.2%増)と、大幅な増収増益だ。新型コロナ禍でECや宅配への需要が高まり、会員数が増加した。また購買頻度、単価ともに上昇傾向が続いている。
営業利益率は8.4%。
宅配事業(Oisix)は、売上高が230億4700万円(39.5%増)、セグメント利益43億3500万円(132.0%増)。第1四半期に発生した物流センターの出荷キャパシティ逼迫がほぼ解消し、第2四半期途中からは、新規会員獲得を再開した。会員数は2020年3月末の23万9837人から、9月末には3万5092人の増加の27万4929人となった。また、家庭内での食事頻度の増加や夏季旅行や帰省の自粛などから、購買頻度・単価ともに上向き傾向が続いている。
宅配事業(大地を守る会)は売上高が70億9400万円(38.1%増)、セグメント利益11億9300万円(68.0%増)。新規会員獲得が順調に進捗し、会員数は3月末の3万7127人から、9月末には4万4878人へと増加している。健康志向の高いシニア層に対して手軽に野菜が摂取できる商品・サービスを展開したこと。
宅配事業(らでぃっしゅぼーや)は売上高が90億3800万円(21.8%増)、セグメント利益16億2600万円(27.8%増)。
「その他事業」は、売上高85億2200万円(141.5%増)、セグメント利益9億1500万円(73.3%増)。その他事業はソリューション事業、店舗事業、海外事業、卸事業からなる。保育園卸事業などのリアル事業において減収の影響があった。しかし、宅配需要の増加により、他社EC事業のコンサルティングといったソリューション事業や海外事業が順調に推移した。