コナカnews|年商478億円21%減の赤字/コロナ禍でさらに業績悪化
(株)コナカ(神奈川県横浜市、湖中謙介社長)の2020年9月期は、売上高478億4200万円(前年同期比21.2%減)、営業損失49億3800万円(前年同期は7300万円の営業利益)、持分法による投資損失25億3200万円の計上等により経常損失66億2800万円(前年同期は4億5400万円の経常利益)、減損損失61億4100万円の計上等により、当期純損失129億4800万円(前年同期は53億4400万円の当期純損失)と厳しい状況だ。
主力となるファッション事業は、売上高452億8000万円(22.1%減)。コロナ禍で多数の店舗が一時期、臨時休業または時間短縮営業した。また梅雨明けの遅れや新型コロナウイルスの感染再拡大もあって、来店客数が大幅に減少した。
新しい生活様式に沿ったワイシャツ素材を使用した「洗える立体マスク」や、テレワークにも対応する仕事服「RBC リアルビジネスカジュアル」ラインの販売、またAI自動採寸アプリを使用する「AI SPEED ORDER」のサービス開始も、業績を回復させるに至らなかった。
フードサービス事業は、外部環境が厳しいなか、「かつや」「からやま」ともに健闘し、売上高は18億1900万円(前年同期比1.7%減)にとどまった。
グループの9月末の店舗数はサマンサタバサグループの310店舗に加えて803店舗。11店舗を新規に出店し、期間満了や移転により33店舗を退店した。