ZOZOnews|第3Q売上高1085億円18.1%・経常利益76.3%の増収増益

(株)ZOZO(千葉市美浜区、澤田宏太郎社長)が、2021年3月期第3四半期の決算を発表した。

2020年4月1日~2020年12月31日の売上高は1084億8000万円(前年同期比18.1%増)、営業利益は337億8500万円(74.3%増)、経常利益338億9100万円(76.3%増)、純利益は237億2500万円(94.9%増)と、大幅な増収増益だ。

営業利益率は31.1%、経常利益率は31.2%と極めて高い。


同社は、「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。Beunique.Beequal.」という企業理念のもと、日本最大級のファッションECサイト「ZOZOTOWN」の運営、ファッションメディア「WEAR」の運営を中心に事業活動を行っている。

商品取扱高は3042億4300万円(19.8%増)、その他商品取扱高を除いた商品取扱高は3007億7400万円(18.5%増)だった。新型コロナウイルス感染拡大を契機としたデジタルシフトによるプラス影響が、第1四半期連結会計期間から継続し、期初計画を上回って好調に推移した。

売上高は、前年同期において有料会員サービス「ZOZOARIGATO」の実施、会員向けパーソナライズド値引きの積極投下など、同社が原資負担をする値引き施策を行っていたことが奏功し、主に受託ショップにおいて前年同期比で商品取扱高の成長率を上回り、増収となった。

粗利率改善の主な要因は、第3四半期連結累計期間において同社原資負担値引き施策の投下量が前年同期比で減少したことにより、受託販売手数料率(対商品取扱高)が改善したことによる。

販管費は691億7400万円(前年同期比7.2%増)、商品取扱高(その他商品取扱高除く)に対する割合は23.0%と前年同期と比較して2.4ポイント低下した。

広告宣伝費(対商品取扱高)が0.5ポイント、賃借料(対商品取扱高)が0.3ポイント、物流関連費(対商品取扱高)が0.3ポイント低下したことなどが、販管費改善に貢献した。

通期は、売上高1450億円(15.5%増)、営業利益415億円(48.8%増)、経常利益416億円(50.5%増)、当期利益285億円(51.6%増)を見込んでいる。

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