ジョイフル本田news|第2Q売上高671億円の減収も経費削減で増益
(株)ジョイフル本田(茨城県土浦市、細谷武俊社長)が2021年6月期の第2四半期(2020年6月21日~2020年12月20日)決算を発表した。売上高は671億4000万円、営業利益が57億3600万円、経常利益が62億3800万円となり、四半期純利益は40億4700万円。
首都圏を中心に新型コロナウイルスの感染者数が継続的に増加したことで、客数と売上高が若干減少した。ただし、売上高総利益率の改善や経費削減などに取り組んだ結果、前年同期に比べ減収増益だった。
営業利益率8.5%、経常利益率9.3%。
「住まい」に関する分野の売上高は331億7100万円。内訳は「資材・プロ用品」114億0600万円、「インテリア・リビング」99億2700万円、「ガーデン・ファーム」91億1100万円、「リフォーム」80億1400万円。
資材・プロ用品については、台風対策・復旧需要の反動減の影響があったものの、DIYなどの在宅需要を取り込み、木材や工具などが好調に推移した。
「生活」に関する分野の売上高は339億6800万円。内訳は「デイリー・日用品」214億0300万円、「ペット・レジャー」78億5500万円、「アート・クラフト、ホームセンター周辺」44億3400万円、「その他」2億7400万円。
デイリー・日用品はマスクや消毒液、ハンドソープなど公衆衛生に資する商品の売上げは、安定供給を確保したこともあり、好調を維持した。衣料用洗剤、ベビー用おむつ、トイレットペーパー等の日用消耗品のほか飲料、酒、文具、オフィス用品等については、昨年の消費税増税前の駆け込み特需分の減少とインバウンド需要の減少の影響が大きく低調に推移した。
折込チラシを大幅に削減、紙主体の広告から本社主導によるデジタル・WEB広告へシフトしたことや短縮営業による水道光熱費、人件費の削減などもあり、販管費の圧縮につながった。
2020年9月にプロショップ「本田屋」の2号店を千葉県船橋市に出店している。
またジョイフル本田では2月2日(火)に、完全子会社である非連結子会社の(株)ジョイフルアスレティッククラブの株式67.0%を、「ゴールドジム」を運営する(株)THINK フィットネスへ譲渡することを発表している。