Olympic news|年商1078億円7.3%増・経常利益741.1%増の増収増益

(株)Olympicグループ(東京都国分寺市、木住野福寿社長)が2021年2月期の本決算を発表した。

営業収益は1077億5300万円(前年同期比7.3%増)、営業利益は46億6200万円(592.1%増)、経常利益45億7200万円(741.1%増)、純利益は30億4100万円(803.4%増)と増収、大幅増益となった。

営業利益率は4.3%、経常利益率は4.2%。

食品部門の売上高は570億5600万円(7.5%増)で、全売上高の56.4%を占める。
地域や店舗規模に応じた商品構成への転換を一層進め、コロナ禍における内食・中食需要に応えた。2020年6月には、ファストフード事業を専門に行う(株)OSCファストフードサービスを新たに設立し、テイクアウト販売の強化を進めた。また2020年12月には江戸川区を中心に食品スーパーマーケット「フジマート」6店舗を展開する(株)優翔の全株式を取得して完全子会社化した。さらに2021年2月には、スーパーマーケット「Olympic新宿百人町店」(東京都新宿区)を新たに出店することにより、食品小売事業の拡大を図った。

非食品分野(専門店)の売上高は440億2800万円(7.6%増)。
ディスカウントストア部門では、生活必需品を中心とした品揃えをし、顧客のニーズの変化に臨機応変に対応できる売場づくりを進めた。顧客に必要とされる商品の提供に注力する一方で、在庫管理の適正化などによって経営効率を改善した。

専門店分門は以下の通り。

自転車専門会社の(株)サイクルオリンピックは「電池のいらないアシスト自転車」を実現する画期的なギア「FREEPOWER」の販売を強化した。自転車の企画製造を担う(株)OSCサイクルは「歩くように走る」というコンセプトで開発した自転車「Root One」を発売した。

ペット専門会社の(株)ユアペティアでは、動物病院を経営する(株)動物総合医療センターと連携して総合的なサービス提供することで、ペット需要の伸びに応えた。

DIY・ガーデニング専門会社の(株)おうちDEPOでは、プロの職人にとって便利でお得な店、職人の求める品揃えを追求し続ける店を目指す一方、巣ごもり需要で増加したDIY関連の顧客にも、木材カットなどのサービスを提供した。

靴専門会社の(株)シューズフォレストでは、普段使いの靴を幅広く取り揃えた身近で安心な靴専門店として、独自ブランド商品の開発を進めた。

次期連結会計年度(2022年)は、営業収益1060億(1.6%減)、営業利益41億円(12.1%減)、経常利益40億円(12.5%減)、当期純利益25億円(17.8%減)を見込む。

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