ゲオnews|年商3283億円7.6%増も純損失7.5億円/レンタル低迷
(株)ゲオホールディングス(愛知県名古屋市、遠藤結蔵社長)の2021年3月期は売上高3283億5800万円(前年同期比7.6%増)、営業利益43億1100万円(57.0%減)、経常利益47億9500万円(55.5%減)、当期純損失7億5200万円(前年同期は38億4400万円の当期純利益)と増収減益だ。
営業利益率1.3%、経常利益率1.5%。
メディア系店舗のゲオショップは、第1四半期に外出自粛からの巣ごもり需要が発生したが、通期ではレンタル売上比率は前期より悪化した。一方、ゲーム機本体とゲームソフトを中心とする新品商材については、巣ごもり需要とヒットタイトルもあり、売上げを大きく伸ばした。
セカンドストリートを主力とするリユース系店舗は、消費者の節約・生活防衛志向もあり底堅い需要があるとみて、計画通りの出店を継続している。
商材別売上げはレンタルが507億2700万円(12.5%減)、リユース品はメディア系が538億8900万円(3.9%減)、リユース系が768億4500万円(16.0%増)、そして新品は1029億0200万円(22.3%増)。
3月末の店舗はメディア系店舗1167店、リユース系店舗726店、オフプライス・ストア10店など計1956店。前期比18店増だ。
2022年3月期は、売上高3200億0000万円(2.5%減)、営業利益40億0000万円(7.2%減)、経常利益45億0000万円(6.2%減)、純利益20億0000万円と、黒字化を目指す。