マックスバリュ西日本news|第1Q営業収益3.0%・経常利益24.8%の減収減益

マックスバリュ西日本(株)(広島市南区、平尾健一社長)が 2022年2月期第1四半期の決算を発表した。

3月1日~5月31日の累計期間の業績は、売上高1345億7800万円(前年同期比3.1%減)、営業収益1368億6300万円(3.0%減)、営業利益14億8000万円(27.8%減)、経常利益16億7600万円(24.8%減)、四半期純利益は24億9400万円(61.6%増)と減収減益だ。

売上対比営業利益率は1.1%、同経常利益率は1.2%。

マックスバリュ西日本は3月1日、同社を存続会社、(株)マルナカ及び(株)山陽マルナカを消滅会社とする吸収合併により、“新生”マックスバリュ西日本となった。

営業面では、顧客や従業員の安全・安心を最優先し、顧客の「食」を支えることを重要な使命と考え、「イオン新型コロナウイルス防疫プロトコル」に基づいた以下のような施策を実施してきた。店舗出入口へのアルコール消毒液の設置、従業員の毎日の体調確認とマスク着用、非接触型検温器の設置、レジまわりへの飛沫防止シートの取り付け、顧客に対するキープディスタンスの呼び掛けなど。「イオン新型コロナウイルス防疫プロトコル」は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止するため、防疫対策の基準などを示したもの。

商品面では、旬や売れ筋など重点商品の絞り込みによる販売点数の拡大、「地元の味」にこだわった地場商品の品揃え拡大に継続して取り組んだ。また、自らが原料を調達し、製造し、販売する「サプライチェーン改革」に取り組むため、本州エリアの物流拠点の一つであるイオン岡山LC(岡山市南区)の隣接地に岡山総合プロセスセンターの建設を計画し、2021年6月に着工している。

店舗業務の効率化とレジ混雑の緩和を図るため、これまで兵庫県内店舗で実施していたセルフスキャンレジ「My-Piスキャン」を広島県内2店舗に導入した。今後も導入店舗の拡大に取り組んでいく。「My-Piスキャン」は、店舗で貸し出された専用端末機を使って商品をその場でスキャンしながら買物をし、その端末機を精算機に読み込ませることで会計が完了するサービス。

新たな販売チャネル構築への取組みとしては4月5日、学校法人上野学園広島美容専門学校内に、社外初の出店となる無人店舗「マックスバリュ千田店広島美容専門学校支店」(広島市中区)をオープンした。

3月12日にマックスバリュ加西中野店(兵庫県加西市)、4月17日にザ・ビッグ鴨島店(徳島県吉野川市)、4月20日にマックスバリュ宍粟一宮店(兵庫県宍粟市)を新規出店し、3月20日にザ・ビッグエクストラ萩店(山口県萩市)、4月1日にマルナカ築港店(岡山市南区)、4月22日にマルナカ美作店(岡山県美作市)、4月27日にマルナカ金光店(岡山県浅口市)の改装を実施した。

山口県光・下松エリア、広島県佐伯エリア、兵庫県宍粟市北部エリアで移動販売事業を展開しているが、7月からマルナカ脇町店(徳島県美馬市)、マルナカ美作店(岡山県美作市)を拠点に新たに運行を開始する。

通期は、営業収益5500億円(2.3%減)、営業利益60億円(30.0%減)、経常利益61億円(31.3%減)、当期利益35億円(11.4%減)を見込む。

関連カテゴリー

決算 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧