アレンザnews|第1Q営業収益404億円0.8%増も経常利益12.3%減

アレンザホールディングス(株)(福島県福島市、浅倉俊一社長)が2022年2月期第1四半期の決算を発表した。

アレンザホールディングスは(株)バローホールディングスの子会社に当たり、傘下にホームセンターの(株)ダイユーエイト、(株)タイム、(株)ホームセンターバロー、ペット専門店の(株)アミーゴなどの事業会社を有する。

3月~5月の業績は、営業収益403億6300万円(前年同期比0.8%増)、営業利益23億7900万円(13.2%減)、経常利益24億9700万円(12.3%減)、四半期純利益16億1000万円(8.3%減)と増収減益となった。

営業利益率5.9%、経常利益率6.2%。

 

「新たな生活様式」による「おうち時間」を快適に過ごすために役立つ商品の品揃え、オンラインを活用した買物環境へのシフトなど、消費行動の変化に迅速に対応した。「商品力の向上」に向けてPB商品の比率を拡大するとともに、オリジナル商品を開発することで差別化を図り、目的来店性を強化した。そしてグループの共通重点課題である「デジタル戦略」を推進するため、デジタル技術の活用による業務の効率化に取組んだ。

(株)ダイユーエイトのホームセンターのセグメント営業収益は124億2400円(0.6%減)、セグメント利益は7億1200万円(17.2%減)。既存店は、客単価が前年同期比で5.3%増加したが、客数が前年同期比で8.5%減少したことにより、売上高は3.6%の減収。EC部門は、即日発送可能商品数を大幅に増加させるなどユーザーサービス機能を拡充させることによって、前年同期比でEC取扱高を大きく伸ばすことができた。

(株)タイムのホームセンターセグメント営業収益は42億6500万円(0.8%増)、セグメント利益は1億6900万円(39.3%減)。既存店は、客単価が前年同期比で5.9%増加したが、客数が9.7%減少して、売上高は4.3%減少した。前年は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、マスクや除菌関連商品、巣ごもり需要によるDIY商品、家具インテリア用品、調理用品などの家庭用品にコロナ特需があったことから、当期はその反動から既存店売上高の減少という結果になった。

(株)ホームセンターバローのセグメント営業収益は156億8500万円(3.4%減)、セグメント利益は9億7000万円(22.0%減)。既存の客単価は前年同期比で6.6%増加したが、客数が10.9%減少し、売上高は5.0%の減少となった。当期は強化するカテゴリーに重点を絞り、既存店の部分改装を実施したことで種苗部門(4%増)、アウトドア・サイクル部門 (11%増)、タイヤ部門 (18%増)と売上高を伸長させることができた。しかし、前年のコロナ特需の影響や売上指数の高まるゴールデンウィークや週末が天候に恵まれなかった影響もあって、既存店売上高が減収となった。

ペット専門店(株)アミーゴのセグメント営業収益は42億9800万円(27.8%増)、セグメント利益は8億6500万円(118.0%増)。既存店は客数が前年同期比で5.6%増加し、客単価も0.2%増加し、売上高は5.8%増加した。

タイムが広島県にホームセンターを1店舗、アミーゴが岡山県にペット専門店を1店舗出店した。退店が1店舗あり、5月末の店舗数は276店舗。

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