アレンザnews|上期営業収益796億円1.7%減・経常利益23.4%減の減収減益
アレンザホールディングス(株)(福島県福島市、浅倉俊一社長)が2022年2月期第2四半期の決算を発表した。
アレンザホールディングスは(株)バローホールディングスの子会社に当たり、傘下にホームセンターの(株)ダイユーエイト、(株)タイム、(株)ホームセンターバロー、ペット専門店の(株)アミーゴなどの事業会社を有する。
3月1日~8月31日の業績は、営業収益796億3400万円(前年同期比1.7%減)、営業利益42億3700万円(24.6%減)、経常利益45億0400万円(23.4%減)、四半期純利益29億0800万円(23.2%減)と減収減益となった。
営業利益率5.3%、経常利益率5.7%。
「新たな生活様式」が定着し、非接触志向のオンラインを活用した買物、キャッシュレス決済の利用など、消費者のデジタルシフトが加速するなかで、商品ニーズ、消費行動の変化に迅速に対応した。「商品力の向上」に向けてPB商品の比率を拡大するとともに、オリジナル商品を開発することで差別化を図り、目的来店性を強化した。
(株)ダイユーエイトのセグメント営業収益は244億1800円(2.4%減)、セグメント利益は11億4400万円(34.5%減)。既存店は、客単価が前年同期比で3.4%増加したが、客数が前年同期比で8.1%減少したことにより、売上高は4.9%の減収となった。EC部門は、即日発送可能商品数を大幅に増加させるなどユーザーサービス機能を拡充させることによって、前年同期比でEC取扱高を大きく伸ばすことができた。
(株)タイムのセグメント営業収益は82億3500万円(1.6%減)、セグメント利益は2億4900万円(45.0%減)。既存店は、客単価が前年同期比で2.9%増加したが、客数が9.5%減少して、売上高は7.0%減少した。8月の豪雨など天候不順の影響で季節商品は苦戦した。また、前年はコロナ特需によって客数を大きく伸ばし、生活衛生用品、DIY用品、家具インテリア用品、調理用品などを中心に売上指数が大きかったため、今期は相対的に客数減少の反動が大きく前年同期比で既存店売上高は減収という結果になった。
(株)ホームセンターバローのセグメント営業収益は306億1400万円(5.3%減)、セグメント利益は16億4100万円(30.1%減)。既存の客単価は前年同期比で4.3%増加したが、客数が9.7%減少し、売上高は5.8%の減少となった。コロナ禍の環境下での顧客の生活や暮らしに対するプラスアルファの提案を継続して行ったが、前年のコロナ特需の売上指数が非常に大きかったこと、インテリア用品、家電商品などの季節商品は特に8月の天候不順の影響で不振となり、前年同期比で既存店売上高は減収となった。
ペット専門店(株)アミーゴのセグメント営業収益は119億8400万円(7.3%増)、セグメント利益は10億2500万円(11.2%増)。既存店は客単価が0.8%減少したが、客数が前年同期比で3.1%増加し、売上高は2.3%増加した。
ダイユーエイトが山形県にオフィス用品専門店を1店舗、福島県に自転車専門店を1店舗、ホームセンターバローが愛知県にプロショップを1店舗、タイムが広島県にホームセンターを1店舗、アミーゴが岡山県と京都府にペット専門店をそれぞれ1店舗新たに開設した。また、スクラップ&ビルドによる退店が4店舗あり、8月末の店舗数は277店舗となった。