アルビスnews|第2Q営業収益456億円2.1%減・経常利益5.4%減

アルビス(株)(富山県射水市、池田和男社長)の2022年3月期の第2四半期は、営業収益455億9800万円、営業利益12億9000万円(前年同期比7.4%減)、経常利益15億5700万円(5.4%減)、四半期純利益10億1900万円(2.1%増)。

なお、2022年3月期は会計基準を変えたため、営業収益は前期と比較していないが、営業収益の前年同期比は2.1%減になる。前期に建替え出店、新規出店した2店舗と今期に新規出店した3店舗の売上増加はあったものの、前期の内食需要の反動減や富山県の要請による県民向けマスク販売の反動減があって、減収となった。

営業利益率2.8%、経常利益率3.4%。

第三次中期経営計画(第55期~第57期)の初年度に当たる。3カ年の中計では「地域一番の顧客満足の実現」を掲げ、「お客様の多様なニーズへの対応」「従業員が挑戦できる環境の実現」「業務基盤の活用による生産性の向上」「事業を通じた地域社会の課題解決」に取り組む。

顧客ニーズへの対応では、主力商品の販売強化のために価格政策と、旬の生鮮品や名物商品の訴求に取り組んだ。情報を直接かつタイムリーに提供する「アルビスアプリ」は、9月末のダウンロード数は約15万件と伸長している。また10月にスマホ決済(QR決済)の利用ブランドを拡充し、決済方法も顧客のバーコードを読み取る「ストアスキャン型」に変更している。

インストアベーカリー事業の原料仕入れ・製造・販売までの一元管理や商品開発機能の強化を目的に子会社A&S(株)を4月に設立し、7月から事業を開始している。

店舗オペレーションの改善では、指導対象店舗を順次拡大した。また物流の配送効率の改善を目的に店舗への商品配送回数と配送時間を見直した。

新規出店は、福井県6店舗目となる「福井南店」、愛知県初出店の「中村二瀬店」、石川県七尾市初出店の「七尾店」の3店舗。移動販売事業は、6月に富山県滑川市、石川県能美市で運行を開始し、7月に富山県富山市で増車して、9台が稼働している。10月以降、新エリアで1台、(株)マルワフード富山市)から引き継ぐ3台の運行が決定している。

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