H2Onews|第2Q売上高2370億円2.5%増・経常損失42億円/食品事業は増益

エイチ・ツー・オーリテイリング(株)(大阪府大阪市、荒木直也社長)が2022年3月期の第2四半期決算を発表した。売上高は2370億2000万円。緊急事態宣言を受けた店舗の休業や縮小営業が前期同様発生したものの、実質ベースでは前期比102.5%の増収となった。営業損失51億4800万円、経常損失41億8900万円。四半期純利益は、固定資産売却益や投資有価証券売却益などの特別利益を計上したことから80億8500万円。

百貨店事業の総額売上高は1543億0600万円(前期比111.7%)、営業損失は40億7500万円(前期は営業損失34億5600万 円)。

4月下旬に緊急事態宣言が発令されたことから、阪急・阪神の両本店を含む全館休業と生活必需品売場のみの縮小営業を余儀なくされた。6月から両本では平日の全館営業を再開、下旬以降は全館営業再開となったものの、8月2日からは再び緊急事態宣言が再度発令され、催事などの営業自粛、食品売場への入店制限を行った。さらには両本店におけるクラスター発生によって一時臨時休業するなど、コロナに翻弄された上半期となった。

食品事業は、総額売上高が1492億2800万円(前期比101.1%)、営業利益は23億9600万円(前期比84.0%)。

(株)阪急オアシスは、既存店の売上げが好調に推移したことから、増収増益となった。イズミヤ(株)は、ショッピングセンターへの転換を進めているスーパーセンターが苦戦、チラシ再開に伴う広告宣伝費の増加などにより減益となった。総じて、食品スーパーは堅調に推移したことから、売上げ・利益ともに想定を上回った。また、製造子会社は、卸先の食品スーパー各社で惣菜やベーカリーの需要が回復したことから増益となった。

商業施設事業の総額売上高は245億6000万円(前期比72.1%)、営業損失600万円(前期は営業損失6億6900万円)

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