PPIHnews|第1Q売上高4455億円6.5%増も経常利益27.9%減の増収減益

(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区、吉田直樹社長)が2022年6月期第1四半期の決算を発表した。

7月1日~9月30日の業績は、売上高4454億7400万円(前年同期比6.5%増)、営業利益160億7500万円(30.7%減)、経常利益164億4700万円(27.9%減)、当期純利益124億2000万円(24.6%減)と増収減益となった。

営業利益率3.6%、経常利益率3.7%。

ディスカウントストア事業の売上高は3220億6500万円(12.5%増)、営業利益は153億4500万円(4.5%減)。

2021年4月に米国カリフォルニア州において、高級スーパーマーケットチェーンを運営する「Gelson’s」が同社グループに加わって、その売上高はディスカウントストア事業に加えられていることから、売上高は増加している。それでも日本の天候不順や前年以上に厳しい人流制限があったことから、既存店売上高は0.2%減となった。

総合スーパー事業の売上高は1052億9700万円(6.3%減)、営業利益は3億6800万円(89.9%減)。ダブルネーム店にフォーマット転換する店舗があることから、売上高と営業利益は減少している。また、長雨などの影響で、顧客の来店頻度が減少したことや例年と比べて低い気温が続いたことで、夏物衣料品の売上高が低調に推移した結果、既存店売上高は1.9%減となった。

テナント賃貸事業の売上高は145億7000万円(11.2%減)、営業利益は20億6100万円(47.9%減)。新型コロナウイルスの前年以上の感染流行によって、テナント退店による空き区画が発生したことから、売上高と営業利益は減少した。

その他事業の売上高は35億4100万円(1.3%増)、営業損失は17億3000万円(前年同期は9億5500万円の営業損失)。

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスグループは、「ドン・キホーテ北千住西口店」「情熱職人昭島店」(東京都)、「情熱職人川越店」(埼玉県)、「ドン・キホーテアピタ新守山店」(愛知県)、「ドン・キホーテ七尾店」(石川県)、「MEGAドン・キホーテ松永店」(広島県)を新規出店した。一方で、「ドン・キホーテ上熊本店」を閉店した。

海外事業では、シンガポール共和国に「DON DON DONKI Downtown East店」と「DON DON DONKI Suntec City店」を開店した。

2021年9月末時点の総店舗数は、国内588店、海外86店の合計674店。

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