青山商事news|第2Q売上高671億円・経常損失62億円/スーツ販売数116.7%

青山商事(株)(広島県福山市、青山理社長)が2022年3月期第2四半期決算を発表した。同社は今期期首から「収益認識に関する会計基準」を適用しているため、対前年同期比は記載していない。

売上高は671億3100万円(前年同期は610億6500万円)、営業損失は70億5900万円(前年同期は営業損失138億5100万円)、経常損失62億2400万円(前年同期は経常損失129億0600万円)、そして四半期純損失は75億8600万円(前年同期は四半期純損失169億3800万円)だった。

同グループでは、緊急事態宣言の発出やまん延防止等重点措置の適用によって、ビジネスウェア事業や総合リペアサービス事業、フランチャイジー事業の一部店舗で、臨時休業や時間短縮営業を実施した。ただ、1回目の緊急事態宣言が発出された前年同期と比べ影響が限定的だったことなどから、売上げは前年クリアとなった。

セグメント別では、ビジネスウェア事業の売上高は408億2900万円(前年同期は367億4500万円)、セグメント損失は73億7400万円(前年同期のセグメント損失は144億1300万)となった。既存店売上高は前年同期比119.0%。4月~9月のメンズスーツの販売着数は37万7000着で前年同期比116.7%だったが、2019年の65万2000着と比較すると、まだまだコロナ前水準には回復していない。期末店舗数は国内が772店舗、海外(上海)が23店舗。

カード事業の売上高は24億3100万円(前年同期は25億5100万円)、セグメント利益は11億6200万円(前年同期はセグメント利益12億5200万円)。緊急事態宣言の発出等に伴う消費マインドの冷え込みなどから、キャッシング収入が減少した。

印刷・メディア事業の売上高は64億2600万円(前年同期は44億4400万円)、セグメント損失は4億0400万円(前年同期はセグメント損失4億2300万円)。デバイス販売の増加、また主な取引先である流通小売業からの印刷・販促関係の受注が回復したことなどによって売上高が増加した。

雑貨販売事業は売上高が82億4700万円(前年同期は85億9000万円)、セグメント利益が3億5600万円(前年同期のセグメント利益5億1100万円)となった。150円~500円の価格帯の商品の取り扱いが増加したことによって客単価が増加する一方で、新型コロナウイルス感染症の影響で客数は減少している。

総合リペアサービス事業は、日本事業、海外事業ともに新型コロナウイルス感染症の影響を強く受けたが、一部地域では需要回復が見られたこともあり、売上高は46億9300万円(前年同期は38億4000万円)、セグメント損失は5億8200万円(前年同期はセグメント損失5億9500万円)となった。

フランチャイジー事業は、売上高48億8000万円(前年同期は47億8900万円)、セグメント損失は1億3100万円(前年同期はセグメント損失8400万円)。フードサービス事業で時間短縮営業、酒類提供の自粛等の影響があった。

その他事業は、売上高8億1200万円(前年同期は11億6500万円)、セグメント損失1億2100万円(前年同期はセグメント損失1億円)となった。

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