しまむらnews|第3Q売上高4368億円8%増・経常利益24%増/冬物商品好調

(株)しまむら(埼玉県さいたま市、鈴木誠社長)の2022年2月期の第3四半期月(2021年2月21日~11月20日)は、売上高が4368億1700万円(前年同期比8.0%増)、営業利益が387億8500万円(24.5%増)、経常利益397億2900万円(24.3%増)、四半期純利益269億2600万円(24.9%増)。利益は当初計画を3割ほど上回り、通期業績予想を上方修正している。

営業利益率8.9%、経常利益率9.1%。

主力のしまむら事業の売上高は3294億8900万円(7.3%増)となった。旬のトレンド商品やインフルエンサー企画、キャラクター商品は、品揃えを拡大してコーディネート提案を強化し、毎週のチラシで打ち出したことで好調に推移した。また効率的な在庫コントロールで、気温の変化が激しかった中でも値下げを抑制できた。さらに動画配信サイトへのCM動画の掲載本数を増やし、SNSではティーンズ・ヤングに特化したアカウントや商品紹介動画チャンネルがそれぞれ会員数を伸ばすなど、デジタル広告の活用の幅を広げた。4店舗を開設し、10店舗を閉店。店舗数は1424店舗。

カジュアルファッションのアベイル事業の売上高は404億1300万円(9.3%増)。レディースでは主力JBの3ブランドを中心にニットやスカート、ブーツ、帽子などの秋冬物商品が好調で、メンズではJBやキャラクター商品が好調だった。また下期から売場を拡大したインテリアでは、キャラクター商品を中心にクッションやタオルなどが好調だった。3店舗を開設し、5店舗を閉店。店舗数は313店。

ベビー・子ども用品のバースデイ事業の売上高は530億5800万円(11.8%増)。季節商品の前倒し展開や売筋商品を短期間で追加生産して再投入したことなどにより秋冬物が好調に推移した。とくに主力JBの「tete a tete(テータテート)」と「futafuta(フタフタ)」は、品揃えを拡大したことや様々なキャラクターとのコラボ商品を開発したことで売上げを伸ばした。店舗面では10店舗を開設、店舗数は308店舗。

雑貨とファッションのシャンブル事業の売上高は95億3300万円(12.0%増)。アウター衣料と服飾雑貨がJBを中心に売上げを伸ばし、コスメや入浴用品も好調だった。キッチン・ランチ用品では、JB「tsukuru&Lin.(ツクル&リン)」の「心地よい暮らし研究会」と共同開発した調理用品やエプロンなどの新商品が伸長した。4店舗を開設し、店舗数は99店舗。

靴専門店のディバロ事業の売上高は4億9200万円(4.2%減)。レディースではブーツが売上げを伸ばし、パンプスも復調傾向となり、メンズではヤング向け商品が好調だった。また展開店舗を拡大したアウター衣料と服飾雑貨は、靴とのコーディネート販売で買上点数が増加した。一方、店舗数が減少したことで売上高は前年を下回った。1店舗を閉店し、店舗数は15店舗。

台湾の思夢樂事業の売上高は9億3100万NT$(38億2900万円)。

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