アレンザnews|第3Q営業収益0.2%減・経常利益18.8%減の減収減益

アレンザホールディングス(株)(福島県福島市、浅倉俊一社長)が2022年2月期第3四半期の決算を発表した。

アレンザホールディングスは(株)バローホールディングスの子会社に当たり、傘下にホームセンターの(株)ダイユーエイト、(株)タイム、(株)ホームセンターバロー、ペット専門店の(株)アミーゴなどの事業会社を有する。

3月1日~11月30日の業績は、営業収益1178億2600万円(前年同期比0.2%減)、営業利益57億2500万円(20.1%減)、経常利益61億3900万円(18.8%減)、四半期純利益38億8100万円(19.7%減)と減収減益となった。

営業利益率4.9%、経常利益率5.2%。

「新たな生活様式」が定着し、非接触志向のオンラインを活用した買物、キャッシュレス決済の利用など、消費者のデジタルシフトが加速するなかで、商品ニーズ、消費行動の変化に迅速に対応した。「商品力の向上」に向けてPB商品の比率を拡大するとともに、グループ内での物流改革施策を実施するなど、中期経営計画を着実に進めた。

(株)ダイユーエイトのセグメント営業収益は354億9000円(1.5%減)、セグメント利益は14億4100万円(31.8%減)。既存店は、客単価が前年同期比で3.4%増加したが、客数が前年同期比で6.9%減少したことにより、売上高は3.7%の減収となった。EC部門は、即日発送可能商品数を大幅に増加させるなどユーザーサービス機能を拡充させることによって、前年同期比でEC取扱高を大きく伸ばすことができた。

(株)タイムのセグメント営業収益は120億6700万円(0.9%減)、セグメント利益は2億4800万円(52.7%減)。セグメント利益の前年同期比減少は主に、新店を開設したことに伴う出店一時費用の負担が増加したことによる。既存店は、客単価が前年同期比で2.8%増加したが、客数が7.8%減少して、売上高は5.3%減少した。季節商品に関しては例年と比較して10月第4週目から早めに気温が低下した影響により、電器暖房・石油暖房を中心に売上げが好調に推移した。しかし、前年はコロナ特需によって客数を大きく伸ばし、生活衛生用品、DIY用品、家具インテリア用品、調理用品などを中心に売上指数が大きかったため、今期は相対的に客数減少の反動が大きく前年同期比で既存店売上高は減収という結果になった。

(株)ホームセンターバローのセグメント営業収益は455億1500万円(3.1%減)、セグメント利益は22億5500万円(24.8%減)。既存店の客単価は前年同期比で4.3%増加したが、客数が7.5%減少し、売上高は3.6%の減少となった。キャンプギア用品に特化した新フォーマットのアウトドア専門店「CAMPLINK(キャンプリンク) 岐阜店」を10月22日にオープンした。また、新たなPBブランドとして岐阜県の県鳥である“雷鳥”を意味する「ロックターミガン」を立ち上げ、マグカップ、焚き火台、シュラフなど品質、機能にこだわった商品を展開した。前年はコロナ特需の影響が大きかった日用品、インテリア用品、家電製品などの季節商品の売上高が前年を下回ったこともあって、前年同期比で既存店売上高は減収となった。

ペット専門店(株)アミーゴのセグメント営業収益は180億4100万円(7.9%増)、セグメント利益は14億9900万円(14.1%増)。既存店は客単価が0.7%減少したが、客数が前年同期比で3.3%増加し、売上高は2.5%増加した。

ダイユーエイトが山形県にオフィス用品専門店を1店舗、福島県に自転車専門店を1店舗、ホームセンターバローが愛知県にプロショップを、岐阜県にキャンプ用品専門店を、神奈川県にペットショップをそれぞれ1店舗の合計3店舗、タイムが広島県にホームセンターを1店舗、アミーゴが岡山県、京都府、富山県、秋田県にペット専門店をそれぞれ1店舗、合計4店舗を新たに開設した。また、スクラップ&ビルドによる退店が4店舗あり、11月末の店舗数は281店舗となった。

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