ダイイチnews|第1Q売上高121億円4.3%増・経常利益10.6%減の増収減益

(株)ダイイチ(北海道帯広市、若園清社長)が2022年9月期の第1四半期決算を発表した。

売上高120億5900万円(前年同期比4.3%増)、営業利益7億2200万円(10.4%減)、経常利益7億2300万円(10.6%減)、四半期純利益が4億9800万円(6.2%減)と増収減益だ。

営業利益率、経常利益率ともに6.0%。

ダイイチは食品スーパーマーケット事業に資源を集中し、今年度の重点実施事項である、①新型コロナウイルス感染予防対策の徹底、②札幌ブロック6店舗目「平岸店」を早期に軌道に乗せる、③コンプライアンスの徹底と職場環境の改善、④人材確保と職階別教育の推進、⑤売上高対経常利益率と売上総利益率の目標達成、⑥商品力の強化(コア商品の開発)による差別化戦略の推進、⑦社会貢献、地域貢献による地域密着企業へのさらなる挑戦の7つに取り組んだ。

第1四半期の売上高は、2021年11月に開店した「平岸店(札幌市豊平区)」のオープン効果に加え、地域別・店舗別の販売戦略と価格戦略などに取り組んだ結果、前年同期に比べて4.3%増加した。また地域別売上高は、帯広ブロックが51億3800万円(0.2%増)、旭川ブロックが35億3500万円(3.8%増)、札幌ブロックが33億8200万円(12.0%増)となった。

売上総利益率は、商品ロスの削減や在庫効率の改善に取り組み、前年同期に比べて0.2ポイント改善し、25.6%となった。一方で経費率は、原油高の影響で前年同期より1.1ポイント上昇し、20.7%とった。

なおイトーヨーカ堂との協働については、セブンプレミアム商品の取り組み強化、帯広地区での共同販促の実施、リスク管理などの情報交換を実施している。

12月末時点で同社は、帯広ブロックに9店舗、旭川ブロック7店舗、札幌ブロック6店舗の合計22店舗を展開する。

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