PPIHnews|第2Q売上高9177億円7.6%増も経常利益7.6%減の増収減益
(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区、吉田直樹社長)が2022年6月期第2四半期の決算を発表した。
7月1日~9月30日の業績は、売上高9176億8000万円(前年同期比7.6%増)、営業利益436億4400万円(11.5%減)、経常利益445億2300万円(7.6%減)、当期純利益301億4800万円(7.6%減)と増収減益となった。
営業利益率4.8%、経常利益率4.9%。
ディスカウントストア事業の売上高は6582億3300万円(13.6%増)、営業利益は351億6200万円(9.0%増)。2021年4月に米国カリフォルニア州において、高級スーパーマーケットチェーンを運営する「Gelson’s」が同社グループに加わったことや緊急事態宣言の解除による人流制限の緩和などによって売上高は増加した。
総合スーパー事業の売上高は2223億1700万円(5.2%減)、営業利益は64億1700万円(43.3%減)。ユニー(株)についてはダブルネーム店にフォーマット転換する店舗があってディスカウントストア事業に分類されたことから、売上高と営業利益が減少している。また、夏場の天候不順の影響で、衣料品や住居関連品の売上高は低調に推移した。
テナント賃貸事業の売上高は298億2000万円(6.3%減)、営業利益は53億5700万円(28.5%減)。新型コロナウイルス感染症の影響が長期化したことによって、テナント退店による空き区画が発生したことから、売上高と営業利益が減少した。
その他事業の売上高は73億1000万円(2.4%増)、営業損失は33億7100万円(前年同期は18億7500万円の営業損失)。
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスグループは、「ドン・キホーテ北千住西口店」「ドン・キホーテ錦糸町北口店」「情熱職人昭島店」(東京都)、「情熱職人霧が丘店」(神奈川県)、「情熱職人川越店」(埼玉県)、「ドン・キホーテ稲毛長沼店」(千葉県)、「ドン・キホーテアピタ新守山店」「ドン・キホーテアピタ長久手店」(愛知県)、「ドン・キホーテ七尾店」(石川県)、「ドン・キホーテアピタ四日市店」(三重県)、「MEGAドン・キホーテ松永店」(広島県)、「ドン・キホーテ合志店」(熊本県)を新規出店した。一方で、「ドン・キホーテ上熊本店」を閉店した。
海外事業では、シンガポール共和国に「DON DON DONKI Downtown East店」と「DON DON DONKI Suntec City店」を、香港に「DON DON DONKI TMT Plaza店」を、マカオに「DON DON DONKI 店」を開店した。
2021年12月末時点の総店舗数は、国内594店、海外88店の合計682店。